失われた時を求めて。

(大層なタイトルを付けたが、プルーストは読んだことがない)

"夜明け前のPLAYERS"という成田悠輔さんの対談番組が好きだ。静かで騒がしくなく、それでいて見飽きない。(テレビ番組らしいがYouTubeで見られる)

先日UPされた動画は次期ノーベル賞候補(すごいフレーズ…)・柳沢正史さんとの対談で、睡眠学についてだった。ものすごくまとめると、とにかくまずは睡眠時間(量)が大事、と言う話。『夜間授乳のために夜中に何度も起きて睡眠不足』という自分の実体験を通して、それはとても感じていて、睡眠不足だと仕事の効率も悪いし子供に優しくできない。ので、今はとにかく寝ている。

しかし今、私が自分だけの力で自分の時間にできるのは、子供が寝ている時間のみ。自分の時間がないと、体は健康でも心が死んでゆく。『時が止まった部屋に2時間くらい篭りたい』と毎日思う。でも今の私が一人でゆっくり頭を使うようなことがしたければ、子供のお守りを誰かに頼むか(旦那や実母にも頼めるが、詰まるところ余裕の奪い合い。シッターさんはお金もかかるし、そんなに気楽に頼めない。)、自分の睡眠時間を削るしかないのである。

しかしそれをすると翌日の頭の回転と心の余裕が…ぐぬぬ…

と、布団の中でうだうだしながらこれを書いている。ブルーライト睡眠に悪〜い。暗いところでスマホいじるのも目に悪〜い。サッサと起きてサッサと好きなことして二度寝すれば良いのにね〜。

と、言葉では軽く言えても、なかなか思い切れない。人間は理屈で動けない。

そんなこんな書いてる間に目が覚めてきたので、今日は自分の時間の勝利。しかし眠い目をこすってやるのはゲームでもお絵描きでもなく、毎月恒例の家族の思い出写真の編集。これが今の私の『自分の時間』である。

(追記)

↑を書いた1時間後(5:30)、ベッドに私がいないことに気づいた子供がドタドタと起き出してきて、自由時間は終了した。もう少し寝かせるためにベッドに行って一緒に二度寝。あるある〜。

@earlgrey
ゆるゆるフリーランスで働く二児の母。 鎌倉の古民家でのんびり隠居生活が夢。