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2026.09.13 文学フリマ大阪14

えびな
·
公開:2026/9/20

文学フリマに初めて出店したのは2016年のことで、会場も2回変更され、すっかり大きくなったイベントに驚きながら準備を進めたものの、忙しさにかまけて、あと、最近のSNSの仕組みがわからなくて、結局あまり告知や宣伝をしないまま当日になった。無事に最新詩集『祈りとしての手の動き』が出来上がって、持って行くことができた。いつも何をどれだけ持ち込めばよいかわからなくて、多めに持って行き、半分くらい持ち帰ってくる。

宣伝をろくにしていない割には、『祈りとしての手の動き』も私家版ソネット集『この身体も光り始める』も複数の方にお求めいただいた。『声を差し出す』もここ何回かのイベントと比べるとよく動いた。わたしの詩集は総合計で20冊ほど売れていた。我らがパレオパラドキシアはスロースタートのサークルで、いつも最初の1時間はほぼ動きがなく、2時間経つ頃に動きが出始めるので、毎度のことながら初めの1冊を手に取ってもらうまで心臓に悪い。

SNSでの交流を活発にしていないので、相互フォローの方が遊びにきてくださることは滅多にない。1人いらっしゃったけれど、その方とは詩の合評会での出会いが先だった。そうなると、どこかでわたしの詩を読んだり、Webカタログを目に留めたり、少ない宣伝を見かけたり、どなたかが薦めているのを目にしたり、見本誌コーナーで試し読みしたりした方が来てくださっていると思う。

周りのブースや買い物に出たときに、SNSやnoteの相互フォローと思われる方同士で挨拶したり、本を買ったりしている様子をよく見かけた。文学フリマに交流の場としての側面があることを否定するつもりはない。わたしにも文フリで初めて対面して仲良くなった方や、本を買って感想を呟いたことから仲良くなった方がいる。お互いに高め合う関係になることだってある。ただ、これだけ大きな会場になると見本誌コーナーを見るのも一苦労、全ブース見て回るなんて到底無理だから、SNSでの交流や宣伝が上手い人が強くなっちゃうのかもなあと思って、それは初出店の人にはなかなか厳しいことのような気がした。

@ebina
川の近くで暮らす会社員。ときどき詩人。