年明けから生活の中で変えたことがある。
土日に仕事をしないこと。といいつつ、ちょこっとやってしまいましたが、でも日帰り湯も行ったし、苦手な昼寝もしたし、何より本を読んだりKindleのセール本を探したりできて、好きなことを味わう時間の長さを堪能した。
好きなことって、意識するのが難しい。時間があるときに、気づけばやっていること。それがどうやら植物とか森と直結しているらしいと気づいたのは最近のこと。
金曜日に、植物画を描く本を見つけたのだ。それを土日に眺めていたら、急にいろんなことがつながった。散歩しながら花に出会うことはもちろんだけど、他にも読んでる本とか、好きな布とかカードとか待ち受け画面とか、アロマオイルにフラワーレメディ、いい香りのするクリーム、ハーブティー、茶花の投げ入れ、そして植物画……牧野富太郎さんとか柴田是真さんへの愛とかもう忙しすぎてすっかり忘れていたものまでがそういえばあれもこれも、ぜんぶ植物じゃん!
花が好きって、人間にとっては当たり前すぎて、特に言うほどの話でもないとも思うが、これだけつながるとちょっと特別感が出てくる。私はこんなに花に生きる力をもらっていたのだ…。
3年前に旅立った母が70を過ぎてから、花の絵ばかり描くようになった。わざわざ習いに行って。理科系の人らしく細密な絵を描いていた。そんなことが好きだったんだね〜と当時は驚いたが、いま何かものすごくよくわかる気持ちがする。母も私も、同じ大きくゆるやかな時の流れの中にいる。