ChatGPT4.0は“未知との遭遇”である

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上記の画像を見て何を感じましたか?

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遅ればせながら僕は本日(2024年1月20日)、元横綱の小錦ばりに重かった腰をようやくエイヤと動かし、ChatGPT4.0のサブスクリプションに加入した。

ChatGPT4.0は、OpenAI社によるAIツールで、インターネット上に公開されている情報を集めて編集し、ユーザーの問いに答え、時にアドバイスをしてくれる優れた相棒だ。365日24時間いつでも対応してくれる。水谷豊も、きっとこんな相棒がほしかったに違いない。

ChatGPT4.0の中に、DALL・3(ダリ)という画像出力機能がついている。例えば、チョロっとSFめいた指示するだけでトップのようなテイストの画像をつくることが可能だ。商用利用もできるという(OpenAIの著作権ガイドラインはぜひ参照されたい)。

僕がDALLに行った指示は2つ

1.カート・ヴォネガット(アメリカのSF作家)や星新一を感じるようなSFをテーマにしたエッセイを書きたい

2.そのためのあらすじを考えてほしい

するとDALLより以下のような回答が得られた(画像に特化しているものの、文章ベースの出力も可能なようだ)。

**あらすじ:**

2084年、退職した宇宙飛行士の田中太郎は、彼の家族が所有する古い屋敷で静かな余生を過ごしている。彼の孫が訪ねてくると、太郎は自分の冒険的な過去と、宇宙での奇妙でユーモラスな出来事を話し始める。彼の話は、人工知能が支配する社会、時間旅行の失敗、そして宇宙船での愉快な誤解に満ちている。

ある日、太郎は孫に、かつて彼が遭遇した謎の異星人の話をする。この異星人は、人間の幸福について独自の見解を持ち、太郎に深い影響を与えた。太郎は、人生の意味と幸福についての哲学的な洞察を孫に伝える。

エッセイは、過去と未来、現実と空想が交錯する中で、太郎の人生の物語を通じて、ヴォネガットの皮肉と星新一のファンタジー的な要素を織り交ぜながら、人生とは何か、幸福とは何かについて探求する。

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このあらすじは、SFと日常生活の要素を融合させ、読者に思考のきっかけを与えるエッセイの土台となるでしょう。

どうだろうか。

大雑把な指示にもかかわらず、それっぽい文章を瞬時に仕上げてきた。

DALLによると、ヴォネガットは「皮肉」星新一は「ファンタジー」だと認識しているようだ。

正直、とっかかりもない文章といえばそれまでなのだが、僕はこの文章の中から一つの着想を得ることに成功した。

それは冒頭の部分である。

2084年、退職した宇宙飛行士の田中太郎は、彼の家族が所有する古い屋敷で静かな余生を過ごしている。彼の孫が訪ねてくると、太郎は自分の冒険的な過去と、宇宙での奇妙でユーモラスな出来事を話し始める(中略)

まず書き出しが「2084年」とある。ここからは僕の憶測だが、これはジョージ・オーウェルの『1984』の100年後の世界からはじまる物語だと(勝手に)捉え、ひどく関心した。同著は1949年に執筆されたSF小説で独裁政治による監視された近未来世界を描く話だ。

僕は前述の出力したあらすじに対し、このSFエッセイを『2084年』と名付けた。

トップ画像を見ると主人公はおそらく70〜80歳くらいのおじいちゃんで、銀河系のとある惑星で余生を暮らしつつ、自分が若いころに経験した昔話を宇宙船からリモートで地球に住んでいる孫にしているのだろう。孫からすると、ジョージ・ルーカスからSF映画づくりの伝説を間近に聞いている感覚に近いと思う。

僕は『まんが日本昔ばなし』をSFにアレンジしたテイストを加え、最後は浦島太郎の玉手箱を開けてしまい、主人公(爺)は伝説を全て忘れてしまうといったストーリーを思いついた。

そうした宇宙で巻き起こった群像劇を描いた主人公の伝説をSFエッセイ形式(ショートショート)にして記していくのはどうだろうか。どうやらおもしろくなりそうだと思ったので、忘れないうちにここへ書いておく。

@editor
とあるweb編集者(editor)です。日常で「心が動いた瞬間」「あの頃」をテーマにつらつらと書き綴っています(気まぐれで全然別のテーマでも書きます)。読者登録してくれたら泣いて喜びます。