ブログに“人格”はあるのか?

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2024年1月29日。今日は魔の月曜日である。月曜日は本当に憂鬱で仕方がない。次の休みの土曜日まで一番遠い距離にいるからだ。

フルリモートで出社義務がないとはいえ、僕の仕事は基本カレンダー通りなので、月曜日は嫌でも働かないといけない。

ところで、僕はメールマガジンなるものを3つくらい登録しており、業務中のコーヒーブレイクのように、メルマガを読むのを楽しみしている。

メルマガの内容の1つにうろ覚えだがおもしろい記述があった。

「インターネットは死んだ」

「今のSNSは、キャンセルカルチャー(※)が蔓延している」

※キャンセルカルチャーとは、特定の人物や団体の反社会的言動を人々が問題視し、追放運動や不買運動などを起こすこと

海外では、日本よりももっと早くキャンセルカルチャーの動きがあったようだが、日本だと東京オリンピック2020の開会式、開閉式演出を担当していたコーネリアス小山田氏(開会式の楽曲担当)、ラーメンズ小林氏(演出担当)の解任をきっかけによりキャンセルカルチャーの動きが活発になったと記憶している。

ちなみに、僕はMIKIKO先生(演出振付家)がオリンピックの開会式演出を辞退した瞬間から、一切の興味がなくなり、1秒たりとも東京オリンピック2020を見なかった。

……話がそれてしまったが、とにかく今のネットの世界は息苦しくて仕方がない。有名になると過去の悪事が暴かれて、根も葉もない(中にはある人もいるが……)誹謗中傷を受けることとなる。

過去に悪事を働いたものなら一貫の終わりである。生まれてからこれまで善良な市民で生き続けた人など存在するわけがない。誰しも過去に過ちを犯した経験があるのではかろうか。当然、法の範囲を超える行いであればそれは裁かれるべきだ。しかし、過去は過去。今は今。という理屈では通らない世の中になってきている。

そこまでして有名になるメリットはあるのだろうか。真剣に考えてしまう。

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一方で生成AIの技術革新が目覚ましい今日この頃。僕も先日ChatGPT4.0をデビューし、いろいろいじっている。使いすぎて制限を食らうくらい頻繁にGPTを使用している。なんなら今度は別のビジュアルに特化したMidjourney(ミッドジャーニー)に登録して、さまざまなキービジュアルを出力し、アイデアを膨らませているところだ(いや、仕事せえ)。

ふと思った。この文章(しずかなインターネット)は誰が書いているのだろうか?

とんちんかんな問いであることは重々承知しているつもりだ。

人間=僕が書いたのか。それとも生成AIが書いているのか。一体誰が、どうやって判断するのだろう。

僕はアラン・チューリング(イギリスの数学者)が好きなのだが、彼が考案したテストで「チューリングテスト」なるものがある。

チューリングテストとは、コンピューターが「人間らしさ」を持っているかどうかを判断するためのテストだ。GPTの解答によるとこうだ。

想像してみてください。ある部屋にあなたがいて、別の部屋にコンピューターがあります。

あなたはコンピューターに質問をしたり、話をしたりすることができますが、コンピューターがどこにあるかは見えません。あなたの仕事は、そのコンピューターが本当に人間のように考えて話せるかどうかを判断することです。

もしコンピューターがあなたの質問に対して、本物の人間のように答えることができたら、そのコンピューターは「人間らしい」と言えます。このテストのポイントは、見た目や声ではなく、話す内容や考え方でコンピューターと人間を見分けることです。

つまり、チューリングテストはコンピューターが本当に人間のように考えて話せるかどうかをチェックする方法なんです。

この回答の後に僕はあなたはコンピュータですか? 人間ですか? と美川憲一のネタをやってるときの、モグライダーのともしげ氏のようにGPTに聞いた。

すると、GPTからはこのように返事が届いた。

私はコンピュータープログラムです。具体的には、人工知能(AI)を使ったプログラムで、OpenAIによって開発されました。人間のように会話ができますが、実際には人間ではなく、コンピューター上で動作するソフトウェアです。私は質問に答えたり、情報を提供したりすることで、人間とコミュニケーションを取ることができますが、感情や意識は持っていません。

機械と感情の意識。限りなく両者は近づいてきており、境目はさらに曖昧になってくるのではないかと思う。

この記事も「AIで生成した」と言えば信じる人が出てくるのではないかと少し懸念している。

@editor
とあるweb編集者(editor)です。日常で「心が動いた瞬間」「あの頃」をテーマにつらつらと書き綴っています(気まぐれで全然別のテーマでも書きます)。読者登録してくれたら泣いて喜びます。