スペースマウンテンの愚痴を言う

えい
·

ジェットコースター大きらい。どうもえいです。

3月某日、東京ディズニーランドに足を運びました。今回の目的はなんとスペースマウンテン。暗闇をハイスピードで急旋回、急上昇、急降下、急停止するスリリングで揺れの激しいジェットコースタータイプのアトラクションです。

というのもですね、スペースマウンテンは今年の7月いっぱいでリニューアルのためクローズしてしまうらしいのです。そして次に会えるのは2027年。

私はランドにあるスペースマウンテン以外のアトラクションには全て乗ったことがあります。つまりスペースマウンテンだけが唯一私に乗られていないという悲しきアトラクションなのです。

では、スプラッシュマウンテンやビッグサンダーマウンテンなどの他の絶叫系には乗ってきたのに、なぜスペースマウンテンは頑なに乗らなかったのか…。

それは完全屋内型アトラクションだからです。中の様子が何もわからなくてなんかめちゃくちゃ超すごい怖いからです。ええ。

それに加え、なんだかとっても暗いらしい。今の時代YouTubeで調べれば大抵のアトラクションの予習はできるようになっていますが、スペースマウンテンは暗すぎて何が起こっているかわからんやつと、加工で明るくしてレール丸見え〜みたいなやつしかなくて雰囲気が全く掴めないのです。

このように不安要素の塊とも言えるスペースマウンテン。乗ろう…!と決心するにはみなさまが想像するよりも遥かに多くの勇気が必要でした。だってカリブの海賊の一瞬落ちるのでもエンエンしちゃうくらい落ちるのNGな私なのです。自分をヨシヨシしてあげたいね。

そんな未知すぎるスペースマウンテンにビビりまくりながら、動く歩道の傾斜付きバージョンみたいなやつに乗って列に並びます。中のゾーンに入ると上の方にいくつかの画面があって注意事項的なことが書かれていました。「高血圧の人が乗ったら死にま〜す」みたいな煽りをされてさっそく涙目に…。ワーン調べてないだけでめちゃくちゃ高血圧だったらどうしよう〜…。ていうか今心臓バクバクだし一時的な高血圧か何かになってるかもしぬかもやだかもたすけて。

ディズニーランドにいるとは思えないくらいのブルーな気持ちになりながらさらに奥へと進むと乗り口が見えてきます。えーーーんなんか思ってたよりちっちぇ乗り物ーーー。あんなんで平気なのかよーーー。

乗り終わったゲストとこれから乗るゲストの入れ替えが非常にスムーズに行われているのを上から眺めながら私は(あーあ、もうあの安全バーみたいなのが上手に下がらなくてキャストさんにも誰にも気づかれなくてそのまま発進して宇宙に放り投げられて私は一生帰って来れないんだ…。またノイミーのライブ見たいのにしおりちゃんとも萌ちゃんとも話したいこといっぱいあるのにしんじゃうなんて悲しすぎる最後にあのかわいいお顔だけでも一目見ておきたかった寂しいえんえんえん)と思いながら本気で涙が出そうになっていました。

さあ、いよいよ乗ります。しにそうです。

まず安全バー。これは自分の方にグイッと寄せて太ももあたりを上から固定してくれるタイプのやつです。乗り物自体は2列ですがこのバーは1席に1つずつ付いているので体格に差がある人が隣に乗っていても安心ですね。まぁこんな乗り物に乗ること自体が何も安心ではないのでギチギチに押し込んで己の体を固定します。お前だけが頼りだよ…。頼むよ…。

そして問題は乗車中どこを掴めば良いかということなのです。大抵のジェットコースターの席の目の前にある「掴んでいいですよ〜?」みたいな顔して佇んでいる棒…、絶妙な太さで上手に掴めなくないですか???私はあれに文句を言いたいのです。もうちょい細くしてくれたらギュッと力を込めて握ることができるのにいつもいつもデカくて上手に力が入らない本当にイライラするやめてくれ。そんなわけで私は絶対そこ手入れるところじゃないだろみたいなところに無理やり手をねじ込んで右手は上から、左手は下から棒を掴んでなんとか耐えることにしました。先に結果を言うと揺れに耐えきれなくて左手中指の付け根に痣ができました。まだ治ってません。許さん。

そうして無情にも発進してしまうスペースマウンテン。待て、待ちなさい!!!!言うことを!!!!!聞け!!!!!!バカーーーーー!!!!!!!

しかしもう遅い。動き出したらもう何も出来ないのです。人間は弱い。最悪だ。私はなぜこんな恐ろしい物に乗ってしまったのだろう………。しおちゃん………萌ちゃん………大好きだよ………(遺言)。

うーーーん、とにかく暗いです。レールも見えない、何も見えない、終わりも見えない、お先真っ暗。さようなら。わーーーーんなんか急に加速してびっくりして泣いちゃった!!!!!

隣にいる母は「(本名)!(本名)!見て!星が綺麗だよ!(本名)!」と教えてくれていましたが誰がそんな星空なんて見てる余裕あるかボケ。まぁチラッと見てみたけど私には全然綺麗に見えなかった。なんかちっちぇ虫がいっぱい飛んでるみたいに見えた。人はジェットコースターに無理やり乗ると感性が最悪になります。

アーーー速い、アーーーしぬ、アーーーきもちわるい。そしてなんと言っても長い。長すぎる!!!!長ェんだよ!!!!!!ごめんなさい降ろしてください!!!!!!

特にこれといったストーリー性もなくただただ暗闇の中ぶん回される時間が果てしなく続きます。えーっ、流石にもう終わりだよねぇぇぇ…と思ってチラッと下の方を見ると同じ乗り物が私たちよりもかなり下の方を走っていくのが僅かに見えました。やだまだめっちゃあるーーーーーーー( ; ; )( ; ; )( ; ; )( ; ; )( ; ; )

はやく降ろして…、帰りたいよお…、やだあ…もう疲れた………。事前に調べておいた「ジェットコースターが怖くなくなる乗り方」とやらに書かれていた、腹筋に力を入れて背もたれに体を預け足にも力を入れて踏ん張るみたいなことを長いことやっていたのでもうプルプルしています。しかし容赦なくハイスピードのまま右へ左へ上へ下へ振り回されていきます。力を抜いてしまうと内臓を宇宙に置いていってしまう感じがしてもう吐きそうになるのです…。死んだ方がマシです………。ディズニーに行ってこんな気分になるとは思っていませんでした。あーあ…。

どうにかこうにか生きて帰ってきた私は推しメンの顔を思い浮かべて涙します。そして下車しようとしますがガチで足に力が入らなくてびっくりした。支えられながら降ります。まさに産まれたての小鹿のような足になっていました。ガチで。 

私はゴリゴリに機嫌がナナメになってしまったのですが、チュロスを与えられて無事立て直しました(ちょろい)。

まーーー勇気を出して乗ってみて良かったです。スペースマウンテンなんて乗らない方が良いと思っていたこの私が正しかったことがよくわかったので。もうこないからねーーー。

ちなみにトゥモローランドのエリアBGMは、とーっても大好き♪ディズニー大好き♪好きなディズニーキャラクターはジェラトーニです♪