由々しき事態、と思うけれど、困ったことに最近そうだから、そうなんですとしか言いようがない。
たまたま、農水省についていっちょかみしようかなという話題にあたって、調べて台本を書いたけど、面白くない。ウケはいいかもしれないけど、私が、面白くない。だって、私、その話の結論、書いてるから知ってるし。
ミステリ作家って、自分が書いたやつを面白いと思うんだろうか。そんな気分で、トリックやら何やらを盛り込んだ台本を書いて、結果、飽きている。そもそも、ポッドキャストでこんなことをやって、だから、なんだというのか、というのが最近の気分なので、どうしようもない。
調べて、考えて、ある程度の結論が出るまでは、調査をしていて楽しかった。けれど、それを話す段になると、めんどうくさい、が勝ってしまう。
最近はAIが賢くて、エビデンスも出しつつ調査してくれるから、私が頑張らなくてもいいかも、というのも拍車をかけている。
実際、今回の調査結果は、方向性を決めて、切り口を考えて、指示をしたのは私だけど、エビデンスや文章を探したのはGoogleのAIだ。調査結果をまとめて、レジュメの形にして、それを話す段取りをつけたところで、なんだかバカらしくなってきてしまった。
これは、私の話したいことなんだろうか。
AIが探してきて、どこにでも出ずに調べてきたことに、ちょいと経験とお気持ちを表明することが。「いかがでしたか?」ブログと何が違うのか。
そして、自分が飽きてくると、この飽きてきてるものを求められてる事実にも腹が立ってきて、なんなんだろう、おれは、と思うようにもなってる。