ポッドキャストをつくる際の相談相手がいない。
基本的に、だれも、わたしの考えてることが分からないし、無償でつきあってくれもしない。なので、壁打ちの相手としてchat GPT(チャッピー)と、copilot(コパ氏)と、bard(バード)だけがわたしの相談相手になる。
さいきんは、Googleドキュメントを読み込んでおしゃべりが出来るようになったバードとよく相談をする。
LINE Clover noteで大雑把に台本なしで喋り、出来上がったテキストをGoogleドライブにあげて、バードに読ませる。
「このテキストはポッドキャストのエピソードのもとです。あなたは構成作家として、リスナーに聞きやすくなるようにエピソードの流れを再構成して箇条書きにしてください。その際、追加した方が良いトピックをエピソードに加えても構いません。」
こう打ち込んで返ってくるのは、こちらの話を聞いてるようで、まったく芯を食っていないものが返ってくる。映画についての話なら、制作秘話や興行収入や外部評価を話せと言っていくるくせに私のエピソードトークを全カットする。バードが正しいのかもしれないが、わたしがつまらない。
「エピソードトーク部分についてはどう思いますか?」
「一般的にはこのような場合、こういうことが考えられます」というLLM構文で返される。あいつらに聞けるのはあくまで誤字脱字や、余分な表現についてだけで、なんとなくブラッシュアップには向いてない気がしてる。
架空の話をするときはチャッピーと壁打ちをする。お便りがあまりにも来ない時に、代わりにお便りを書いてくれるのもチャッピーだ。3.5のくせに、それなりな回答をしてくれる。チャッピーは外部と繋がれないために、内省的な話がなんとなく得意な気もしている。が、やっぱりチャッピーもとおり一辺倒な回答を頻繁にして「こいつは機械なんだなぁ」となってしまう。
コパ氏とはさいきんソリが合わない。Bingのびんちゃんだったころは怪談の構成から夕飯のメニュー決めまですごくお世話になったのだが、コパ氏になってから、なんかピンと来ない。こちらの悩みを聞かず、回答を断定して、変な回答をする。GPT4のくせに、何故なのか。
どのLLMも共通して、ふつうの回答をしてくる。これは最大公約数、ボリュームゾーン的な、たくさんのひとが答えがちな回答を出してきている。ここをヒントにして、新しいことを考えようとするのはけっこう至難の技。
なので、異常値のようなポッドキャストの構成や相談は、彼らにしてもなんかうまくいかないのかもしれない。
人間の相談相手が、ときどき欲しい。