一昨年の夏からヤクルト1000を毎日飲んでいる。買った理由は「ポジティブさ、レジリエンスの補給」のため。
買うきっかけになった記事がなんだったか思い出せない。腸内細菌が生物の不安行動に与える影響についての論文かその要約記事を読んだのをきっかけにものは試しと、ブームになる前に買い始めた。
https://toyokeizai.net/articles/-/599143?page=2
結果、以前からの私とは比べ物にならないほどSNSの鬱ツイートが減った。これは個人の振る舞いや気持ちの持ちようやアプリの消去など、さまざまな努力でどうしようもなかったものが、ヤクルト1000によってとしか考えられないタイミングでなったので、たぶんそうなんだと思う。そもそも睡眠についてはもともと現実逃避のようにアホほど寝るので、快眠の結果、治ったという訳ではなさそうだ。
日頃から鬱々としている時間も、減った。怒りの持続も、昔と比べて減ってきている。これらは加齢によってどうにかなったのかもしれないが、ヤクルト1000のせいかどうか分からない。
わたしはヤクルト1000のおかげで、平穏な気分が手に入れられている、と信じてしまっている。逆を言えば、ヤクルト1000を飲めなくなったらどうなってしまうのか不安が常にある。
なんせ、ヤクルト1000の常飲はお高い。毎週1000円、年間52,000円。明るい気分を買う値段として、おじさんにとってはお安い金額ではある。
ただ、これがうっかり働かなくなったら、子どもの学費などで物入りになってサブスクを切らねばなくなったらどうなってしまうのだろうか。ただのヤクルトや似た乳酸菌飲料で、この明るさを維持できるのだろうか。
こうして、最近は、やめられないサブスクが増え続けていて、困りものである。