はしか、流行っていますね。
今度見に行く予定の舞台(「カムフロムアウェイ」、日生劇場)を大阪からやってきて観劇してめしを食って帰っていった人がはしかだったということで大いにびびっている。日にちが開いてるしどうということはないのかもしれないけど、俳優さんたち大丈夫なのだろうか。
調べてみるとわたしの年代は1回しか打っていないひとが多いらしい。母に頼んで母子手帳を確かめてもらうと
麻疹…1回
風疹…欄外に母の字で「未」と書いてあった
やはり。さっそくかかりつけの内科に電話をする。
「あのあの…麻しんと風しんの混合ワクチンを接種したいのですが、在庫…あったり……しま……すか……(どんどんトーンダウンしていく)」
「麻しん風しん混合ですね。あの、街の助成をお使いになりますか?」「いや……自腹です」自費、という言葉が出てこず元気よく答えてしまった。
わたしの住んでいる街は妊娠を望んでいる女性なら無料でワクチンを接種できる。わたしは妊娠が可能な年齢ではあるがぜんぜん妊娠を望んでいないのでこの手は使えない。「望んでまーす」と一言言えば使えるのかもしれないけど、せこいというか卑怯というか、シンプルにウソなので……
「自費ですね。お待ち下さい」
えっ、お待つの?希望の光じゃん。
しばらくして美しい声の受付の方が申し訳無さそうなトーンで「今かなり希望が多くて…在庫もなくなってしまったんです」
「で・す・よ・ねーーー」
こちらの絶望が伝わったのか、美しい声がますます申し訳無さそうに「でっでもいま院長が業者さんにお願いしているので!今なら👺(わたし)さんが1番目の待機枠です!」なすすべがないのでとりあえずお願いします、と伝えて電話を終える。
次の日病院から電話。美しい声がさらにさらに申し訳無さそうに「入荷が4月になりそうなんです…」と。ですよねーーーーーーー。「他院で打っていただいても大丈夫ですし、このまま待っていただくのももちろん大丈夫です」「う…これ以上に大大大流行するかちょっとだけ様子を見てみます…予約はそのままでおねがいしまふ」 噛んだまま電話を終えた。
抗体検査というのも自腹でできるがそれがわかってやっぱ打たないといかん、となったらさらにお金がかかるんでしょ?無理すぎる。
MMRという輸入ワクチンもトラベルクリニックなどで打てるが、さらに高額になるし決めきれない。ぐずぐずしている。うちから石油が出るかいますぐわたしが特効薬を開発すればすべて解決するんだけどな……