むかしから脳がつかれるといわゆるクラシックを聴くことが多い。古楽とか、宗教音楽とか。さいきんは歌曲がすきだ。オペラのアリアでも、ジャズヴォーカルでもいいのだけれど。新しいものを探す気力がないので同じものばかり聴いている。
歌曲ならとくにドビュッシーのNuit d'étoiles(星の夜)がすきだ。ソプラノはサビーヌ・ドゥヴィエルをよく聴く。星や月や花や水のような声の人だ。いつかオペラでの姿も見てみたい。
かのじょが歌うプーランクのLes chemins de l'amour(愛の小径)もすてきだった。
ジェローム・カーンの初期のレビュー用の曲Go, Little Boat にもなんとなく歌曲の香りがして気に入っている。作詞はP.G.ウッドハウス。
それからこちらはオペラなので歌曲ではなくアリアと呼ぶのだろうがクルト・ヴァイルのStreet Scene(1946)からLonely House.わたしはシルヴィア・シドニーがでていた映画版(1931)しか見たことがないが、この時代にしては先駆的というか、市井の人々を描いて容赦なくリアルだった。アマプラに「街の風景」としてあるはず。
こうやって順々に並べて聴いていったら自分でもよくわかっていない自分の好きなメロディの方向性がわかるんじゃ?と一瞬思ってこのエントリを作ってみたんだけど「エモい」と思っただけでぜんぜんわからなかった。バカ。
こういう感じの歌を知っているぜ、という方は教えてください。