4時半に起きて支度をする。眉間のデカい吹き出物は悪化していた。コンシーラーでなんとか隠す。アイメイクがいまいちで落ち込む。パソコンを持っていってすこし仕事しようかと思ったが、人に会うのになんとなく荷物が多いのがいやで出る前に少しだけ作業してメールしていく。ひよこ、留守は頼んだ。
空港に40分前くらいにつく。暑いのと緊張ですでに汗だく。いつも文明堂でおやつカステラを買ってラウンジで食べるのだけど、今日気づいた、食べ物って持ち込み禁止らしい……いままでのんきにおやつカステラを食べているのを係員さんはあの女のんきにおやつカステラ食べやがって…と思ってたのかもしれない。すいませんでした。でもおいら弁当食ってるおっさん見たことあるよ、ほんとうだよ。うそじゃないよ。
Xのフォロワーさんがおなじ回をご覧になるということでよかったら少しお話しませんかと声をかけてくださった。この界隈はけっこうそういうことがあるが、わたしは二度目。結局別々のタイミングでお二人と会ったけどどちらもお話しやすくてすてきなかただった。向こうがどう思われたかはわからないけど……このひと眉間にデカい吹き出物ができてるな、とかかな🥺
お芝居は万人受けするかはアレだがわたしはすきな演出/脚本家の先生の久しぶりの新作ということでうれしかった。様々なジャンルの作品をお書きになるが、どれもセリフのやり取りが自然でdeadpanなユーモアがある。今回はヴィクトリア朝を舞台とした、メアリー・スチュアートの伝説にまつわる超常現象もの。荒唐無稽なファンタジーなのだが、まあ…話の筋はもうどうでもいいよ…とむりやりほっこりした気持ちに持っていく力技のようなものがある。ショーはトップスター&トップ娘役退団公演ということもあるし110周年記念ということもあってかオーソドックスなレビュー形式だけどとにかく全員を目立たせようとする作家の気合がすごい。わたしの推しは4人いて(多いわ)たまたまそのうち2人が今回退団なのだが、予想もしていなかったような晴れがましいシーンがいくつもあり動揺してちょっとだけ泣いた。恥ずかしいな。
そもそもこの界隈の歴が浅いこともあり、よく聞かれるような卒業のショックで泣き暮らしご飯も食べられず…そして公演に通い詰める!!!というようなことはなく比較的フラットな気持ちではあるけれど、おそらくこの次の公演にふたりが不在なことでなにか心に変化があるんじゃないかなと思う。
帰りは23時近くになった。ひよこがおとなしく待っていた。夜ご飯を食べていなかったので眠くて死にそうになりながらなぜかそこにあったきんつばを食べてパタリ……と寝る。けさ目覚めたらひよこが逆さまになってわたしの体の下にはさまっていた