他人に勝手に期待して、その期待通りにならないことで、勝手に落ち込む人というのがいる。
勝手に落ち込んでいてくれるならまだ良くて、期待通りにならなかったもどかしさを期待した相手に怒りとして向ける人もいる。
向けられた怒りがどれほどのものかは向けられた当人は知るよしもないが、多くの場合はこの期待はその当人に届いていることはない。
仮に届いていたとしても期待通りに振る舞ってくれるかもわからない。
ただ、原則として他人への勝手な期待はその人には届かない。そして人間は期待通りに動いてくれない。
よく言われる話だけど「期待することをやめ、矢印を自分に向けて自分のコントロールできる範囲のことをコントロールするように注力する」というのは至極真っ当な向き合い方であると思う。
自責思考という類の考え方は正直好きでないが、それは他責を肯定することではない。
自責にしすぎず、他責にもしないということは「自分のコントロールできる変数のみにフォーカスすること」だと思う。
他社には一切期待しない。期待しなければ、期待を裏切られるということもない。ただ、そういう事象が起きたというだけである。