ISUCON の醍醐味は上には上がいることがわかることだと思う

emahiro
·

今日は ISUCON13 の大反省会に参加してきた。

個人的には ISUCON に出たのは3回目で 13 年という長い歴史の中ではそんなに回数をこなしてるわけではないが、ISUCON 13 に関しては今まで一番準備をして、スコアは伸びなかったが個人としてもチームとしても競技を満喫できた回だった。

ちょうど反省会のコンテンツの中に「これからの ISUCON に期待すること」というセッションがあって参加者と一体となって ISUCON にあーだこーだいう時間があったのですが、その中で

  • 初心者クラスと作ること

  • レベル分け(初級/中級/上級)すること

  • 年に複数回開催してほしいこと

ということが期待されていました。

ISUCON もこれだけ大きくなったし今では参加するのが一番難しいという人気イベントになっているのですが、一方で常連組と初心者組のレベル差があって、初心者にとっては参加しづらい何かしらの障壁があったのかもしれません。事実自分も同僚に誘われる機会があったので、参加してハマったという経緯があり、身近にやってる人がいないとなかなか参加まで踏み切れない、とか出ても勝てないイベントになってる、みたいなイメージがあるのかもな思いました。

これについてはある程度認知が広がったイベントだけに、そういったニーズが出てくるのもわかるなともいますし、比較対象として正しいかは微妙なラインですが競技プログラミングの世界はレベル分けが一定なされて、かつ一年に何度もコンテストが開催されるので初心者でも確かに参加しやすいのかもしれません。

ただ、個人的な思いとしては ISUCON の醍醐味は「初心者でも百戦錬磨の戦士が集う総合格闘技の無差別級にエントリーできること」だと思っていて、そこで鼻っ柱をへし折られる体験をできることだと思っているので、レベル分け自体のニーズは理解しつつ、一方で醍醐味が薄れてしまうのかもな、ということを考えました。

上には上がいるということを肌で感じる機会は、現実世界だと実はあまりない気がしており、ISUCON はそういう機会を与えてくれる稀有な場でもあるなと。脳筋体育会系の考え方なのかもしれませんが、ある程度ガッツがある人が何度も参加してますし、そういうガッツがあることで開ける道もあるので、初心者向けのニーズが有ることは一定理解しつつも、今のままの仕組みがいいな〜と思ったりもします。

ただ、年に数回練習会やエキシビジョンマッチみたいなものはあったほうが裾野は広がるだろうし、そういうのは開催してほしいかもしれません。スポンサーは...まぁ集まるんじゃないかなという気がしますw

ISUCON 反省会で ISUCON の熱気に当てられたので雑な文章を残してしまいましたが、これからも続くといいなと思います。