得意な人に任せ、自分のできることに集中する

emahiro
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最近意識していることの一つです。

少し前まで「ある程度のことは一人でできること」とか「何かをするときの保険になるので自分の使える手札を増やすこと」をキャリアの中で大事にしていきたいと考えていましたが、最近は「自分ひとりで何でもできること」という幻想を捨てて「できる人に任せる」「得意な人に任せる」というスタンスでいます。

もちろん、そういった人たちが「何を話しているのか?」ということは一定理解しないといけないので、ある程度の知識については、最低限業務で必要になるレベルのことを覚えようとしています。

ただ、結局自分ひとりでできることには限界があることに気づきつつあることと、もう一つはそういった「できる人」の持ちうるスキルを自分が得たとして「それでこの先キャリアアップに繋がるのか?もっというとスキル身につけたとしてサラリーは上がるのか?」ということに自分なりに真剣に向き合ってみたんですが、結論「サラリーはスキルで決まらず、任された仕事へのコミットメントで決まる」ということを悟り、自分自身に必要なのは「任された仕事に対して全力で取り組み、やり遂げること」に重きを置くことでした。

どうしてもこの仕事をしていると「スキルを持っていること」「スキルが高いこと」への憧れは持っています。やはりそれがエンジニアとしての競争力の源泉になるという直感が働くのかもしれませんが、一方で「スキルがあることと信頼されることは別である」ということもあります。

スキルがある人が大きな仕事を成し遂げることができるとは限らず、また仕事ができる人が必ずしもスキルがある人というわけではないのもまた然りです(もちろん一定のスキルレベルは担保されている事がほとんどではあります)

人には人の、自分には自分の得意な領域や、人よりできる領域というものが存在します。

得意な人に任せ、自分も得意なことをする、この関係性の中で仕事は進んでいくことに改めて気付かされました。

ちなみにこう考えるきっかけになったのは間違いなく「育児」で、この育児という基本的にはどうしようもなく大きな壁と向き合っていると、他のことを考えたり、自分の時間を捻出して得意な人に追いつく、みたいなことが基本的に不可能になります。

出来ない、という制約があったからこそ、自分のできることにフォーカスしよう、発送が生まれたとも言えるので、制約というはときに良い作用をもたらすんだなと思います。

得意な人に任せ、自らも得意なことにコミットする。

やっていこうと思います。

@emahiro
日々思ったりしたことをつらつら書き留めています。