年末年始、いつもは友人たちとの忘年会や新年会、実家への帰省があるけど、今年は2人だけでゆっくり過ごすことにした。
年越しそばを食べてお風呂から出たらこたつに入って紅白を見ながら、みかんを無限に食べみかんの皮で遊び、まったりとした時間を過ごして。
改めて一年を無事に過ごせたことを、特に口に出して言ったりはしないのだけど、うとうとし始めてる山羊くんを見ながらしみじみと噛み締める。
明日からはもう新しい年だなんて実感はあまりないけれど、きっと2人ならまた楽しくやっていけるはずだという確信だけはある。
明日の朝だって、別にのんびり起きたって寝正月だっていいんだけど、山羊くんは多分いつも通り早起きするんだろうね。自分のペースを守るのって容易じゃないのがわかるから、なんでもないようですごいよね。
ダラダラ、まったりと、明日に、新年に近づいていく。
昨日までと、多分あまり変わらない明日。
それでも、また来年も山羊くんの幸せそうな顔が見れたらいいなって思うと、ちょっとだけ胸のあたりがくすぐったい感じがするし、少し涙腺がゆるんだ気がした。
山羊くんがもう完全に寝そうになってる。「もうベッドに行く?」って声をかけると、「まだもう少しがんばる……」って隣に移動してくっついてきた。日付をまたぐまでは頑張って起きてたいみたい。あけましておめでとうって、0時に言いたいんだって。今年最後のデレ山羊くん頂きました。
今年もありがとう。来年もよろしくね。
(天くんの日記より)