悪いことを楽しむ日

えみ
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公開:2024/11/25

両親と一緒に暮らしているのだけど、ごくたまに一人きりで夕食を食べることがある。そういうときは悪いことをするチャンスだと思っている。いつもは我慢しているお菓子を買って一人で全部食べたり、美味しいおつまみを拵えて一人きりで楽しんだりする。すごく悪い。悪すぎてバレるといけないのでゴミが見つかってバレないように徹底的に隠し通す。すごく悪いえみだ。

正直罪悪感はそんなにない。ただ、悪いことをするぞ!という意識でやるのにはそれなりの理由がある。人は綺麗に、清廉潔白に生きてしまうと息苦しくなる、という持論があるので、私は時々小さな悪いことをして息抜きをするようにあえてしているのだ!ストレス発散ともいう。決して美味しいものを独り占めしたいわけではないことに留意したい。

母は長崎にしばらくいて、最近は父と二人暮らし。父はたまに出張したり、飲み会で夕食がいらなかったりするので、そういうときを狙って美味しい物を拵える。そして今回も父は出張で外泊なのでこれはチャンス!と思い立つ。

こちらはカルディの冷凍クロワッサン。たまたまセールで購入した。焼きたてのクロワッサンはそれはもう絶品でこの世の食べ物とは思えないほど美味しいのでいつも食べ過ぎる。さすがに一気に全部は食べきれなかったけど、その後こっそり一人で全部食べることに成功した。冷めきってしまうと、市販で売っているクロワッサンとほとんど同じ食感になったので、市販品はクオリティーが低いわけじゃなくて、ただ時間が経ってふにゃっとしちゃうんだなと思った。

お昼にクロワッサンを食べ過ぎたので夜は控えめにタコのカルパッチョでお酒を飲んだ(一体どこが控えめなのか)。クラッカーにクリームチーズを少し塗ったのもサブとして用意した。カルパッチョのソースの爽やかな酸味とクリームチーズのまろやかさがマッチするのでどんどんお酒が進む。この日は体調も気分も優れていたので、最近ハマって観始めた「無能の鷹」というテレビドラマを観ながらまったり飲んだ。昔は濃いお酒をたくさん飲むのが好きだったけれど、最近は1、2杯くらいで満足できるのでコスパが良くなった。もちろん飲もうと思えば何杯でもまだまだいけるけれど、飲まなくても物足りなさは感じないし、体にも良くないので多量に飲むのは年に1回くらいにとどめている。「無能の鷹」は現代社会に疲れている私たちが観るのにはちょうどいい感じのコメディなので、何も考えたくないときにはおすすめです。主人公の性質が普段ドヤ顔の私と若干似ている!

1人でお酒を飲むと今日も一日悪いことしましたね、フフフという気分になって気持ちよく眠れる。みなさんもたまには悪いことをしてみてはいかがでしょうか。

@emi0x0
遍在する。いろいろとつくるひと。ゆるっと週1~更新目標にしている。フィクションも含みます。