出張編集部

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昨日出張編集部に行ってきた。シュークリーム社に一番行きたかったけど、やっぱり人気なので整理券が終わってた。そうしたら好きな漫画家の担当をされていた編集者さんが来られていたのでそちらに行った。あとから調べたらカサハラテツロー先生の担当をされていたことを知って、えーー!!!ってなった。RIDEBACKの奥付を見返したら確かに名前があった。わあ〜。大好きな漫画ですって言いたかった〜。

一番新しい同人誌は手元になかったのではじめて描いたほうを持っていった。今度出す本の完成データをiPadで持っていったけど、非BL編集部&男性なので恥ずかしくて見せられなかった...エロ本だから...。

まず「どういう媒体や作品に近づけたいと思って描いたか」を聞かれた。好みの作風をどう総称するのか分からなくて、とりあえず「トーチ的な感じです」と答えた。「トーチの作品の特徴は何だと思うか」を聞かれて、「絵も物語もすごく描き(書き)込むというよりは読み手の想像力に委ねる余白があると思う」と答えたら「僕もそう思います」とのことだった。先生に当てられた気分だったのでセーフ...ってなった。そういった作家はデッサンが出来た上で絵を崩したり簡素にしているから、人体を描く技術をもう少し磨いてくださいと言われた。あと、ネームだと長編のときは「見立て(暗喩)」を使うと、トーチ的ないわゆる雰囲気がある漫画でも掴みどころのある漫画にできるよともアドバイスをもらった。

暗喩、そうか!!と思った。たぶんエンタメ系じゃない邦画をもっと見た方がいいんだろうな〜。つい車が爆発する洋画ばっかり見ちゃう。この「見立て」は仕事でいっぱい出さなきゃいけないときがあってマインドマップを引いたりするんだけど、仕事でやってることを活かせばいいのかと思った。コンセプト決める→見立てを作る→デザインに起こす、という作業を漫画で...。仕事いやだな...。

たぶん編集者さんの持ち味もそれぞれあるのかなと思って、見てくださった方はBL的に萌えさせる技術じゃなくて、私が好きなテイストで行く場合の漫画の基礎的な?アドバイスをくれてすごくためになった〜。そういうのを知りたかった〜。