この表現があまりにもひどいことがわかったので言わないようにした。
前職の部長にフィードバックをもらったことがある。
お客様とのやり取りの中で、以前もこの議題を取り扱ったことがあることに気づいた私は「前にも申し上げましたが」という表現を使ってしまった。
お客様がどう受け取ったかについては聞くことができなかったが、きっと嫌な気持ちにさせてしまっていただろう。
信頼感も損ねてしまっていただろう。
ぼく自身が「前にも申し上げましたが」という風に話をされたら、単純に頭に来ると思う。
一度話しただけで全てのことが伝わるならどれだけ快適な世界になるだろうか。
「前にも申し上げましたが」を使わずに、本当に以前と全く同じことをただ言えばよいのだ。
最善手ではないかもしれないけど、「前にも申し上げましたが」よりはよいコミュニケーションになるはずだ。
この1か月で3回くらい「前にも申し上げましたが」を使いたくなってしまった。
どれも我慢した。
前にも言ったことを再度聞かれるのは何か理由があるはず。
ぼくも「また聞いてきたよ」というようにいちいち感情を揺らさずに、聞かれたことに素直に答えるようにする。
ケースバイケースだけど以下のようなこともなるべく使わないようにする。
(新人教育などでの)「この話前にもしたけど」
「資料に記載のある通り...」
「以前、依頼した認識でしたが」
「Slackでもお伝えしましたが」
2024年、余計な一言で損するのをやめたい。