この記事はひとり積読 Advent Calendar 2023の2日目の記事です。
2冊目には、本棚で一番左上にあった『芸術におけるわが生涯』を選んでみました。これは、スタニスラフスキーというロシアの有名な俳優・演出家の自伝、のはずです。
2015年に演劇を始めて、本が好きなので色々と本から学ぼうと思って、スタニスラフスキーの本も読んだりしていました。『俳優の仕事』ですね。(もしかしたら、旧訳のタイトルである「俳優修業」の方が有名かも)
で、解説書のようなものなど、関連書もそれなりに読み漁る中で、当時は乱読家でもあったので飽き足らず、自伝に手を出したのでした。
どこで買ったかは覚えていて、東京国際フォーラムでやっていたクラシック系の音楽祭で、古書店が出店していて、そこで買ったのだったはず。文庫版の上・中・下セットで。
なぜ読んでいないかといえば、やはりこの本を買う頃にはすでに満足してしまっていたのでしょうね。たぶん。記憶が定かではないですが、その頃にはスタニスラフスキー・システムやメソッドを学んだ先生のところでレッスンを受け始めていて、実践から学ぶことの方が多くなっていたのではないかと思います。本で学んだことを実践する機会が得られた、ということも含めて。要は、飢えていなかったと。
もしかしたら、これが積読のパターンなのかもしれません。飢えを感じて買ったけど、実はもう満足していた。
ただ、今パラパラとめくってみたら、今読んでこそ面白いんじゃないかという気がしてきたので、近いうち読んでみたいなと思いました。