冬の空気

enshurithu
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今夜から明日にかけて、我が街の上空付近には「日本海寒気団収束帯」とか言う厳しい名前の寒気が流れ込み大雪となる予報が出ている。

すでに今日の昼の時点で、外に出ると強烈な寒気が身にまとわりついてきたので「おお、こりゃ確かに降りそうだな」と思いながら歩いていた。

この、雪の訪れを予告する、肌を刺すような北陸の冬独特の空気が私は結構好きだ。

顔は痛いしメガネは曇るし寒いけれど、この空気の中を歩いているとなんだか身が引き締まるような、清々しいような気分になってくる。

雪が降ること自体は全く歓迎できないが(スキー場の人は嬉しいだろうけれど)、この冷たい空気だけを瓶に閉じ込めて、気が塞ぎ込んでうつうつとした時に開封できたらいいのになと思う。

きっとすぐに目が冴えて、さっぱりとした気持ちになれると思う。