最近、日中とにかくお腹がすく。
いつも6時半ごろに朝食を食べているのだが、その後出勤してだいたい午前10時半をまわったくらいでお腹がすいてくる。
昼食は12時だからその時点で残り1時間半もあるわけで、その間空腹を耐えつつ仕事をするのはなかなかつらい。
間食をしても誰も咎めることはない。だが、午前中の、しかも仕事開始から2時間も経っていないのに何かを食べている音をさせるのはちょっとな……という変な遠慮が働いて実行できない。
空腹に耐えて耐えて、ようやくお昼のチャイムがなったらいそいそとお弁当を出して食べるが、だいたい10分もしないうちに食べ終わる。家か持ってきたささやかなデザートも食べ、ようやく人心地がついたと思えばあっという間に午後の始業時間だ。そして再び、午後3時をまわったくらいでお腹が減ってくる。
家に帰るまでは最低でもあと4時間ある。なにか温かくて甘い飲み物を飲んでみたり、それも飲み終えてしまうと白湯を飲んだりと涙ぐましい努力を続けながら空腹をなんとか紛らわそうとするけれど、帰宅したころにはもうペコペコ。飢えた獣のように夕飯をかき込む毎日だ。
だが、こんなにお腹をすかせるようになったのもわりと最近の話だと思う。むろん食いしん坊を自称する私は年中お腹をすかせているが、それでもかつてはお昼ご飯を待ち遠しく思う程度でこれほど切実な問題に感じたことはなかった。
ついつい気になったことはインターネットで検索してしまう性分なもので調べてみると、冬は寒さに耐え体温を維持するために代謝が増加し、食欲が刺激されやすくなるらしい。なぜ今年だけ異常にお腹をすかせているのかは不明だけれど、人間の体が生存するためにエネルギーを欲しているのなら仕方がないだろう。
「よし、思い切って職場に持っていくお菓子の量を増やすか!」と思ったが、普段から人より多く食べるというのに輪をかけて食事の量を増やせば体重もうなぎのぼりなのは目に見えている。
空腹を紛らわすいい方法はないだろうか。