11年ぶりに塔ノ岳に登ってきた。
こんなにきつかったっけ?と思うぐらいの急な上りで、見上げるとそんな階段や岩場がずっと続いていて、途中ちょっとめげそうにもなった。
強い日差しと暑さに体力が奪われたのもあるけど、前回登ったときは23歳。そりゃ今よりも体力はあったよなぁと…。
日頃の悩みなんて吹っ飛び、何かを考える余裕もなく、無になって歩みを進める。ただただ目の前のことに集中するそんな時間も、たまには必要だなと思った。
まだあんなに遠いなぁと感じていても、歩き続ければ、確かに辿り着く。
一歩一歩を積み重ねていくと、こんなにも景色は変わっていく。
それはきっと、人生も同じなんだと思う。
山頂で食べるごはんは、格別においしかった。
新緑がきれいだった。
自然の中をおしゃべりしながら歩くのが好き。
だからまた、どこかの山に行きたくなってしまうんだろうな。