葛木えりゅへのお題
受けは相手を腕の中に閉じ込めて「こんな俺を受け入れてくれるのはキミだけなんだ」と言う
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改変ok/楽しんだもの勝ち
#ｾﾘﾌﾋﾄｺﾏ #shindanmaker
↑のお題で、同人誌のキャラクターを使用してBlueskyで300字小説を書いた。
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その日、沢城は機嫌がすこぶる悪かった。バーテンの嵐太朗にしつこく言い寄ってくる客がいたからだ。嵐太朗は相手を不快にすることなく受け流していたが、沢城にとっては面白くない。その客が帰っても閉店して自宅に戻っても沢城は一言も発しなかった。仏頂面でソファに座る彼を、嵐太朗は背後からやんわり抱きしめる。
「浩輔さん。機嫌直してよ」
そう言っても、沢城は何も喋らない。
「店の客は俺の見た目で近寄る。でもあんたは違う」
そう言って、嵐太朗はより一層強く沢城を腕の中に閉じ込めた。
「こんな俺を受け入れてくれるのは、アンタだけだよ」
反論しようとした沢城の言葉は、嵐太朗の甘い唇の中に消えた。