松江の東本町という地域をうろうろしてみた。
噂によると、「とうほんちょう」と呼ばれているそうで、
それを聞いた時は「ウソだろぉぉぅ!?」と舌を巻いて唸りたい気分になったが、
一応正式名称は「ひがしほんまち」だとかいう情報もあっての、
どちらで呼べばいいのかわからなくなった。
まあ、カッコをつけるために、「とうほんちょう」と呼ぶことにしよう。
東本町(とうほんちょう)には行ってみたい店がたくさんある。
たくさんあるが、この日はコーヒー成分が不足していたので、川沿いのかわいらしい建物、珈琲館に立ち寄ることにした。
うん、やっぱり可愛い。
私はレンガが好きなんだと思う。
昔住んでいた場所にレンガづくり、或いはレンガ作りに似せた建物がちらほらあって、日常的に出入りしていたからだろうな。
建物に絡まった蔦もいい。
なんだか昔の児童文学に出てくる洋館みたいだ。
中はレトロな喫茶店という感じ。
窓から川が見下ろせる。
どこか神戸の異人館界隈を思い出したのは、似たようなカフェに行ったことがあるからかもしれない。
サンドイッチを注文したら、そこそこ空腹で入店したのに、しっかり満腹になって出ることになった。
珈琲はとても美味しかった。
ゆっくり本を読むのに理想的な店になりそうだ。