「探検」とカテゴライズして正しいのかわからないけれども、
私にとっては「探検」の一種なので書こうと思う。
山陰のケーブルテレビのマーブルというやつが入る。
これが楽しい。
地域の情報が細やかにわかったり、
松江以外の地域の雰囲気が少し垣間見れたり、
道路のライブ情報が見れるのも、引っ越したてでどこが混むのかわからない私にはとても面白い。
知らない地域を検索して少しずつ学んでいる。
新しい街に引っ越してまずやった方がいいことの一つが、地域の名前の記憶だ。
あちらこちらの名前と場所を大雑把に「うちから南東」「この通りをまっすぐ北に上がったところ」「お城の北西」とか言いながら覚えていく。
地域がわかることは心の安定にもつながる。
知らないことが多いと不安も増えることに抗う手段である。
記憶というのは面白いもので、必要だと思うと吸収速度と定着率があがる。
私の脳は今むさぼるようにして地域情報を欲していて、
それにがっちりと噛み合ってマーブルは情報をくれるので、
今お気に入りの局である。
転勤が始まる前に住んでいた地で仲良くなった転勤族のママが、
やたらとご近所や地域のチラシやらを集めてエリアのイベントに詳しかったのを思い出す。
転勤族の彼女が地域のママたちよりも圧倒的に詳しかったのだ。
転勤が始まってから、私は彼女の行動が理解できる立場になった。
今私はチラシハンターであり、常に欲しい情報が来ないかアンテナをたてている。
そんな私の娯楽とニーズ両方に噛み合ったコンテンツをくれるマーブルはとてもありがたい局だ。
行動的探検ではないかもしれないが、マーブルは行動的探検に繋がる精神的探検である。