用事を終えて入って来た入り口と違うところから外に出ると、公園の桜が綺麗に咲いていた。
街に面する入り口から入ったもので、こんなに桜が綺麗な公園が逆側に待ってるとは思わなかった。
調べたところここは白潟公園と言うらしい。
宍道湖のほとりから道を一本はさんだだけの場所で、宍道湖上の視界がひらけているおかげで、この公園から見る桜の向こうは青い空ばかり。
画角なんて大して気にしなくても、背景にはほとんど青い空しか映り込まない。
もう葉桜になり始めていたけど、なんて気持ちのいい場所だろう。
松江の人はこんなに爽快感のある場所に住んでることを意識しているんだろうか、
と勝手に考える。
宍道湖が広がっているおかげで、
何も邪魔することなく拓けた空が見れる。
実家の部屋から見る夕陽がいくら綺麗でも、心が晴れ渡るものじゃなくて、
ビルの間から空を見上げても人口物に邪魔ばかりされる。
でもこの街は空がとにかく綺麗。
たかだか隙間時間の予定していないお花見でも、こんなにいい気分にさせてくれるこの街が私は大のお気に入りだ。