少し遡る。
まだ暖かくなる前のある日、用事のあと子どもと一緒に宍道湖沿いに行った。
魚がいるかなー
と言いながら言ったが、簡単には見れなかった。
ふと写真を撮っただけなんだが、
昼の宍道湖は夕方の宍道湖とまた違った雰囲気でよく覚えている。
夕陽にばかり心を惹かれてる私だが、
宍道湖は思ったよりもいろいろな顔を見せそうで、
どこから見るかによっても景色が変わりそうで、
これから通いがいのある場所だなと思った。
人間の性かもしれないが、
私はかなりの飽き性で、新しいものがないとなんか心が退屈する。
退屈の対処法は人それぞれで、
次々と新しい体験を探したり、新しい本を読んだり、
新しいお店を探したり、新しくものを作ったり、
いろいろあると思う。
私は飽き性の癖に、新しいものを生活に取り込むとすぐに手に負えなくなる。
その点ころころ変わる景色はいい。
今日の景色は昨日の景色と違って、明日の景色とも違って、飽きが来ない。
ただ観察する目さえあればいい。
お金もかからないし、生活に負荷がかかるわけでもない。
そんな私には日々違う顔を見せる自然はぴったりだ。