どうもできの悪い頭というのは何もかもを忘れてしまうものです。
何かうまいことを思いついた気がしても、次の朝にはなんとも思い出せませんし、これは良いことを聞いた誰ぞに教えてやろうと思っても、思ったことだけが記憶にあって、さて何のことだったかさっぱりということもざらです。
凡人の身の上としては、身の丈に余るものを抱えこんだままいるよりは、時に流され均されていくのも一概に悪いとも言えないかと、馬齢を重ねて多少の諦めもつくようになってきましたが、さて他山の石として多少は他人様の役にたつようなこともないわけではなく、このまま全て泡と消えてしまうのも惜しいような気がしてきました。
まあ、誰にむけてというわけでもないですが、日々のよしなしごとや考えたことなどを、つらつらと書き留めておこうかと思います。