タッチ式ゴミ箱も、レバーハンドルが付いたドアも開けちゃう我が家のお犬様。
とはいえ密閉クリップ式の容器はさすがに無理でしょ、と思いますよね。
ところが、です。娘が洗わずにバッグに入れっぱなしにしておいたスナックボックスを彼はみごとこじ開けて、食べ残しのぶどうをぺろりと平らげてしまったのです。

犬はぶどうを食べると、腎臓に障害を起こすぶどう中毒にかかる可能性があります。処置をせず放っておくとその他の臓器に影響が出たり、後遺症が残り慢性腎臓病となって継続的な治療が必要になったりすることも。
6粒と少量だけど、小型犬で1粒でも具合が悪くなった子の話を前に聞いていたので、すぐに獣医さんに電話。夫が車に乗せて連れて行ってくれました。
薬を飲ませて強制的に胃の中のものを吐き出させ、1時間ほどクリニックのお部屋で様子見。けいれんなどの異常が見られなかったのでこの日は帰宅。
「今日明日はドッグフードではなく淡白な消化の良いものを食べさせてください」とのことで、プレーンな白ご飯をすすめられました。我が家にはバスマティライスと新潟産コシヒカリしかないのですが、コシヒカリのほうが水分があって食べやすそうだということで、炊きたて高級輸入米をお犬様に献上しました。徳川綱吉に褒められそうなレベルの手厚いもてなし。
解毒剤として処方された薬用活性炭(真っ黒い液体)をかけ、少量の蒸し鶏をちぎってのせてあげると、ぱっと見カフェ飯、イカスミリゾット風に✨ 最初はナンジャコリャという顔をしていましたが、なんとか完食。
翌日、再度血液検査をするためにクリニックへ。幸い異常なし、ということでひと安心です。
今朝はいつものキブル(固形ドッグフード)に戻しました。贅沢なやわらかいお食事よりも、こりこり歯ごたえのある庶民の味がお好みのようで、「やっぱりこれだよこれ」とでも言いたそうな顔でがっついていました。
今回の診察代+お薬代は £240 (2026/1/30のレートで約5万円)でした。毎月それなりの額を払っているのでほぼ全額保険でカバーできるのですが、次の更新のタイミングで保険料がまた割り増しになるでしょう。
やんちゃな大型犬に爪でえぐられた横腹を縫ったり、イースターのチョコレートエッグを食べてしまい休日診療にかかったり。動物病院にはお世話になりっぱなしのわが家のお犬様。飼い主が守ってあげられなかったのが悪いのですが、なかなかにお金のかかる方です。
そして世界的に高騰しているとはいえ、英国のペット医療費のえげつなさよ……。いま登録している近所のクリニックは料金設定があまりにも不透明、毎回どう考えても必要のないトリートメントや薬のクロスセル攻撃を仕掛けてきます。今回も泊りがけで点滴治療をすべきだと言われましたが、ぶどうをまるまるひと房食べたわけでもなく、まだ若い持病も無い元気な子なのでそこまでしなくてもいいだろうと判断し、きっぱりと断りました。「重症化する可能性は50/50」という言い方も酷い。やれやれ、です。
少し遠くなるけれど、お隣の地区のもっと良心的なクリニックに近々移ろうと思います。■