夏休みに家族で旅した北スペインの思い出を記しておく。
【Day 1】
最寄り空港から2時間半ほどで、ビルバオに到着。ビルバオの空港はコンパクトで便利。バスの切符も空港内のカウンターで買える。その切符売り場の横の出口前が、市内行きのバス乗り場。とてもわかりやすい。市中心部までは1人3ユーロ(2024年8月現在)だった。
バスとメトロを乗り継いで、まずはAirbnbで予約した郊外の3ベッドルーム アパートメントに無人チェックイン(ドアにキーボックスがついていて、暗証番号をタイプして開け、鍵を取り出すタイプ)。


到着したのは日曜日の夕方。1軒だけ開いていた、華僑が経営する近所の小さなスーパーへ。コールドカットとタコの缶詰、パンとチーズ、ビールを買い、アパートで軽く夕飯をとった。
もちろん物にもよるのだけど、スーパーで売っている日用品の価格がイングランドよりとても高いと感じた。シャンプー、歯磨き粉、ポテトチップスなどのスナック、同じブランドの商品がどれも1.5倍ほどの値段だった。驚いたのがバナナ。一房€4.5くらい(イングランドでは普段 £2 / € 2.3 のバナナを買っている)。VATはさほど変わらないのに、バナナよお前はどうしてそんなに高いのか。高級スーパーというわけでもない地元の人が行くお店でこのお値段。流通経路の違い?
【Day 2】
熱波の影響で到着日はビルバオでも気温が38℃まで上がったが、翌日からは27℃前後と落ち着き、湿度低めの過ごしやすい日が続いた。
さっそくメトロに乗って5駅のところにある観光案内所へ。←のリンクを開くと中の様子がわかるが、アップルストアみたいな空間でとってもおしゃれなのだ。ここでまず、紙の地図をもらった。スマホは目的地までの道順は教えてくれるけど、町全体の距離感がわかりづらいのだ。紙の地図はいいぞ。

ここで係のお兄さんから、メトロ、バスなどの運賃が半額になるプリペイド式パス「Barik」の購入を勧められた。
この運賃半額キャンペーンは、ビルバオ市を含むビスカイア県全体の市民のモビリティ促進のために、今年2月から始まったのだそう。とにかくめちゃ安。家族4人で1枚の Barik カードをシェアして使ったのだが(改札を通る時に1人ずつピッとスキャンすればOK)、2ゾーン間を往復しても4人分合わせて1日€4以下!駅の構内、電車も綺麗でとても快適だった。この Barik カードは駅の窓口でも買えるけれど、私たちは今回、観光案内所の販売機で購入した。⚠️便利でお得な Barik カードだが、気をつけなければならないのは、残高の返金手続きができないこと。ビルバオを離れる日に少額だけど返金手続きをしようと思って窓口に行ったら、7年間有効だからまたおいでと言われた。
観光案内所のお兄さんにサンセバスチャンにあさって行くつもりだと言ったら、シーズン中は混むからバスの予約は今すぐ!と急かされた。案の定大手バス会社ALSAのちょうどいい時間はすでに満席。PESAという会社のサイトで空席を確認できたのだが、オンライン決済がうまくいかない……。夫に子どもをあずけ、私ひとりでメトロで3駅向こうの長距離バスターミナルBilbao Intermodalへ。スペイン語がダメすぎて苦労したけれど、翌々日のチケットを無事カウンターで購入できた。学び: ビルバオ↔︎サンセバスチャン ルートは混むので、予定が決まっている人は事前予約しておいた方がいい。
この日は旧市街を散策することにした。ネルビオン川を渡り、タイル張りの路地と色とりどりのアパートメントが並ぶエリアに到着。お庭が無いからベランダで植物を育てる人が多い感じ?かわいい。




バスク地方といえば、ピンチョス!のどが乾いたら、サングリア!ということで、ビルバオ旧市街のど真ん中にあるPlaza Nueva(ヌエバ広場)へ。
おまかせpintxo(ピンチョス)プレートをオーダー。カウンターでこれとこれをくださいというのも有りだけど、魚介、燻製肉、ロースト野菜といろいろ楽しめるのがおまかせのいいところ。夫とシェアしたこのセット、10個で€18。結構お得だと思う。見た目よりもボリュームがあり、お腹がいっぱいになる。子どもたちはベーコン入りのコロッケを食べた。中は柔らかくてクリームコロッケっぽい。
サングリアもフルーティーで美味しかったなあ。そういえば、ラミ・マレックそっくりのスタッフのお兄さん(とってもフレンドリー)の英語が、なぜかスコティッシュ訛りだった。スコ留学していたのだろうか。
🍽️ Iturriza Taberna:
Pl. Nueva, 5, Ibaiondo, 48005 Bilbao, Biscay, Spain



続きはまた後日🍷
#スペイン