お返しのお返し

𝓔𝓽𝓽𝓪
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公開:2024/11/12

昨年末、かつて10年+暮らしていた香港に旅をした。友人達には滞在中、本当にお世話になった。

会いたい人たちにはすでに誰かが連絡をとってくれていて、食事会のセッティングから何からすべて事前にアレンジ済みだった。お土産ショッピングも、いろいろなお店を案内してくれた(そして知らない間にこっそりお会計までしてくれた)。夜景が見たいといえば尖沙咀の高層ビルの屋上プライベートラウンジに連れて行ってくれた。

1週間の滞在中、毎日誰かがアテンドしてくれて、ほんと至れり尽くせりで、香港朋友の面倒見の良さに、ほえ〜っとなったのであった。

中でも20代の頃からのお友だち、AちゃんとKちゃんには、お世話になりっぱなしだった。会社をさぼって(!)昼間からお酒を一緒に飲んだり、飲茶したり。いろいろ先に準備を整えてくれたのも彼女たちだ。

ずっと何かお礼がしたいと考えていたので、この間の日本滞在中に、地元のお菓子などを詰めた小包をこの2人に送ったのだった。お煎餅やお茶、調味料など、安いものばかりだけれど。Thank you カード(柚木沙弥郎デザイン)も添えて。


無事届いたよ多謝(ありがとう)、という返事を貰ったのは1週間前。そして今日、私のほうにも香港から小包が届いた。Kちゃんからだ。

ジャーン。鳳梨酥、杏仁餅、芝麻餅、大白兔奶糖、普洱茶、他にもいろいろ。香港ノスタルジアがぎゅうぎゅうに詰まった小包。

そう、Kちゃんへのお礼へのお礼が返ってきたのだ。これ東アジアあるあるカルチャーね!もらいっぱなしはなんだか申し訳ない、というアレ。

英国にはない習慣だ。ディナーにお呼ばれしたら次はこっちが招待するとか、パブで交互に飲み物を奢るとかそういうのはあるけど、プレゼントにプレゼントを返す文化はない。もらったら、感謝の気持ちを伝えるだけだ。

久しぶりのこのエンドレスお返し合戦、なんだか新鮮。今回は私の負けです。Kちゃんありがとう。◼️

@ettanity
時計は叫ぶ、今朝は行けと