筒井康隆の短編『急流』。「朝便所に入って出てくるともう夜になっている」という具合に、加速度的に時間が過ぎていくお話。
(写真は新潮文庫 筒井康隆 自選ドタバタ傑作集『最後の喫煙者』表紙と短編『急流』pg.18-19。詳細はALTに。)
私の日常も、朝6時に起きて気がつけばもう夜9時だったりする。英国の夏は日が長いので暗くなるのは夜9時過ぎ。明るいからまだまだ夕方だろう……と思い時計を見ると、しっかり夜なのだ。
このところ仕事が忙しくて、一昨日も昨日も今日も同じようなことをしていたような気がする。カフェやジムに行ったり、子どもと散歩に出かけたり。そういうこまごまとした出来事はあったのだけれど、あんまりディテールを覚えていなくて。なんとな〜く過ごしている感じ。生理前は記憶力もガクンと下がるので、それも影響しているのかもしれない。
なんだっけ、テュリャテュリャテュリャーリャー♪っていう曲。一週間の歌。あの日本語の歌詞、意味不明だったなあ。原曲(ロシア民謡)にはもうちょっとちゃんとしたストーリーがあるらしい。
ともだちよこれが私の〜 一週間の仕事です〜と歌いたくても、何曜日に何をしたのかまったく記憶にございません。土曜日にはリヴァプールに行って〜娘が吐いたのでトンボ帰りした〜。それは覚えているな。いろいろ大変だったから。郊外のいちごの無いストロベリーフィールドにフォーエバーしに行こうと思ったけど、叶わず。
そうだ、もうひとつ。先週の金曜日には英国で政権交代があった。さすがにこれは忘れられない出来事だった。野党・労働党が単独過半数で14年ぶりに政権を奪い返した日(というか、国民が保守党を追い出した日)。
閣僚25人中11人が女性、そしてその大半は国公立の学校で教育を受けた人たち。私立校に通っていたのは3人だけ。これだけでもすごい変化だなあ。もちろん課題は山盛りなのだけれども。◼️