友達関係とは難しい

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公開:2026/2/24

彼は消えては戻ってくる常連だ。

最初はアカウントがバグって、、と言っていた。そんなわけ無いだろと思いながらもまあ彼なりに色々あるんだろうなあと察しながらまあ戻ってきたしとまた会話が続いていく。

彼と話していると本当に楽しい。最新情報が大好きで、お互いの好きなものをひたすら語り合える安心できる環境がそこにあって、いつまでも話が続いてしまう。彼も楽しいからこそまた戻ってくるのだろう。

彼の言葉使いや気配りがとても好きだった。だからこそ無理をしていたのかもしれない。もっと自分を出してもいいのにと思いながらその長男気質な部分に頼りっきりになってたのかもしれない。

でもそんな楽しい時に急に彼は消えてしまうのだ。痕跡もなく、その度にいつ戻ってくるのかわからない状態に少し傷つきながら少しだけ自分の非を感じながらまあまた戻ってくればいいなと日常に戻っていくのだ。それが当たり前になりつつあった。

そしてまた彼は戻ってくる。またやり直そう、今度こそはもう消えないと約束するからと言って。でもその度に少しずつ傷ついていた自分はもう最初の頃のようなあの楽しいひとときを感じられなくなっていった。

私は決して友達が多いわけではない。だから彼との友達関係は貴重で大切にしたいと思っていた。でも私は友達関係において正直さと誠実さを求めている。だからなのか今回は何だか彼の返信に対して気が重くなっていた。彼が今後変わったとしても彼が何度も消えたという事実は残ってしまうのだ。

そして私は彼の申し出を断った。もう無理だと。私が悪いのだろうか、罪悪感を感じている。彼との時間が楽しかったからこそこの決断も大変に感じたし、感情を無にしてスパッと切れるほどの冷静さも持ち合わせていない。もっと軽い気持ちで付き合えばいいのにと妹や姉からはよく言われる。友達と深く正面から向き合う性格は自分でも疲れてしまう。でもそうしてると同じように誠実で正直な友達は残ってくれるのだ。人間関係に疲弊しながら人間関係に救われる毎日である。