2024年、あけましておめでとうございます。2023年にお世話になった方々、ありがとうございました。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年は1月こそ大きなイベントもなく落ち着いた日々を過ごしましたが、2月にはJAEPO BPLステージ、3月にはJoint Struggle 2023と天に参加しイベントラッシュに。そして5月にはBPLS3 IIDXのドラフト会議、7月には試合が始まり、途中9月にべあー杯への出場を挟み10月にはファイナルと、ほぼ1年を通して何らかIIDXのイベントに触れ続けた年だったように思います。
特に、やはり、BPLS3 IIDXでの解説担当は自身にとって大きな体験でした。選手としての参加を辞退し、一人のファンとして試合配信を見る日に思いを馳せていた中での解説役の打診は、まさに青天の霹靂でした。そういう道もあるのか、と。不安は多くありましたが、選手の経験と選手レベルの腕前があるならば選手の心境の代弁や難所の紹介を比較的精度高くできるであろうこと、人前で喋ることが苦手でなくかつ楽しめることなどを考えると、適役の部類には入るだろうと自分自身で思えたこともあり、しばしの逡巡の末にエイッと応諾の返事をしました(ナイス エイッ!)。最終的にドラフト会議からファイナルまでの解説を担当させていただき、感謝しております。
解説はもちろん都度多くを準備した上で臨んでいましたが、不慣れな部分や手探りの部分も多く、要領を得ない解説になってしまうこともしばしばあったかと思います。これは全て私の準備・能力不足に由るもので申し訳なく思っています。その中で、ありがたくも何人もの方々から解説良かったと言っていただけた時には、いつも大変嬉しく、またホッとしておりました。配信上・SNS上の反応もチラチラと見ていましたが、総合して"及第点は超えることができた"と言っても石は投げられないかしら…?と思っています。
IIDXのSPのプレイヤーとしても実力をいい具合に伸ばせた1年でした。1年のほぼ全期間に渡り苦手な譜面を練習し続けたことに加え、1鍵を叩く指を左手薬指から小指に変える、ノーツの表示幅を少し狭めることでHSを下げる、イヤホンを常用する、弱い老眼鏡で目のピントを合わせる負荷を下げる、手首皿を取り入れる等々の挑戦が全て奏功し、特に鍵盤主体の重めの譜面や鍵盤とスクラッチの複合パターンが難しい譜面において、他のプレイヤーと戦える譜面が昨年に比べて飛躍的に増えました。おかげでLv11以下の安定感・上限も上がったように思います。2024年もできないことをできるようにする過程を楽しんでいきたいですね。
2024年もBPLのIIDX部門の新たなシーズンがあることを祈っていますが、 もしあるならば、そして担えるならば、是非また解説役を担い、更なる準備とBPLS3での経験を活かしより良い解説をしたいと思っています。(BPLスタッフの方々何卒…!)選手としての復帰を考えることもあるのですが、仕事と選手としての活動を健康を保ちながら両立することは私には簡単ではなく(シーズン中の仕事の火加減に依るところが大きいのですが)、決断には相当の覚悟が要るなと感じています。
さて、2024年、楽しんでいきましょう。健やかに。