特定の精神疾患患者を診て思ったこと。病名がつけられ、病気に依存していまうと、病気を持った自分としてバランスがとられてしまう。病気を手放せなくなり、病気であり続けようとしてしまう。自身の抱える社会的な問題や人間関係の問題も病気のせいにしてしまい、乗り越えるべき課題を乗り越えられず個人の発達が阻害される。慢性疾患を管理するレジリエンスも育たない。急性疾患はよいが、慢性疾患の診断・治療をするときは、変に医療化し過ぎないのも大切かもしれない。familymedicine新家庭医療専門医/総合診療医. 特にHealing・医療者患者関係・メンタルヘルス・思春期・卒後教育に興味あり.