プライマリケアでメンタルヘルスを診療することは採算が合わない。非精神科医である我々は外来精神療法が取れず、基本的には再診療のみで、15分〜30分の診療時間を費やす。
これらの背景から、診療所スタッフからメンタルは煙たがれる。一方で、家庭医がメンタルヘルスを見ないと言うのはちょっと違うと思う。
特に診療所に持ち込まれるメンタルヘルスは身体症状を伴っている事が多く、間違いなくバイオサイコソーシャルが入り混じった複雑困難事例であり、まさに家庭医の専門領域である。個人のアセスメント・症状の管理・家族療法・地域のリソースの活用・healingランドスケープの促進、そして継続した医師患者関係がもたら家庭医にしかできない多層からのアプローチがこの複雑困難事例には必要であるはず。
いかに収益に繋げるか。。考えていきたい。