最近はオタクがバレても変な目で見られなくなってきた。なんなら推し活なんていう言葉のせいで一種のステータスのようになっている。ウェルカム多様性の時代。あの公共放送ですら朝から推しだ沼だ盛り立ててるんだから本当、すごい。
そんな私は生粋のオタクである。だからこの流れに上手く乗れていない。言わなくていいことは言いたくないし。オタクであることを誇りに思うこともない。だって全てがThis is meだから。
この場だから簡単に私の遍歴を言ってみよう。(深呼吸)(オタク特有の早くちで行きますよ) ファンロードで知り合ったペンパルとオタク文通をして、ワンセグができた頃は外出先でアニメを見て、声優の深夜ラジオを楽しみ、同人活動をして小説を書き、自作コスプレで撮影会をして本も出して、読む量は減ったけど現在進行形で腐女子で(オススメ本教えてください)、お耳の恋人はBLCDで、無双シリーズとネオロマを魂に刻む偏ったゲーム好きで、極めつけは20年をゆうに超えてる声優オタである。そこに30代を過ぎてからアイドル好きという一面が加わったもんだから本当、我ながらアッパレ!ではないだろうか…と、いってもこれを読んでくれるであろう私の友達はみな似たり寄ったりだと思ってる。(勝手にすんません、でも愛してるぜベイベ)
考えうるオタクのフルコースを生きている私は今のアニメに物申したい。
オタクはコテコテが好きなのだ!
アニメに!
コテコテが足りぬ!
オタク用語的な意味合いで「一般人(ぱんぴ)」が自身をオタクと声高に主張するようになった頃から、アニメが良くも悪くもファッショナブルになってきた。そして多様性を色鮮やかに語る時代なのに作品の傾向は一辺倒気味な気がする。作品数が何倍にも増えているからアイディアの涸渇は仕方がないとはいえ、やたら転生するし、悪徳令嬢が多いように見えてしまう。つまり流行りが分かりやすすぎる。
そして何よりも私がコテコテのコテを求めたいのはアニソン!!!
というか今はもはやアニソンというジャンルはないんじゃないかとすら思う。大物や人気アーティストが手がけることが増えた。しかも彼らもアニメや作品に合わせて作ってくるから楽曲のハマり具合がエグい。ヒゲダンのミックスナッツとかCry Babyはその代表格だと思う。(私自身FC会員なくらいヒゲダン好きなので起用は嬉しくもある)
だがしかし。
やっぱり私の耳はもっとコテコテを求めてる。
オシャレさよりも作品の解像度よりも、メロディや声だけを聞いて盛り上がるアニソンを求めてる。
カラオケで何年経っても歌いたくなるあのメロディ。
セイバーマリオネットJのSuccessful Mission(林原めぐみ)
とか
うたわれるものの夢想歌(Suara)
とか
そういうの。
オタクはコテコテがお好き。
そしてみんなはどんなのがお好きか気になるところ。