SNSやウェブサービスの自分のアイコンは、かなり長いこと自分の顔写真にしてきた。新しいサービスで設定するときにはカメラロールをざっと確認するのだけど、自分を示すことのできる小さな画像なんてものがあるとは思えなくて、そのときの自撮りを撮り直すことが多い。すくなくとも、自分の顔は自分であり、自分を示していることは間違いない。風景は風景だし、食べものの写真は食べものの写真だ。それらはわたしの関心の一部でしかなく、わたしを指し示す画像にはならないなと感じている。
しかし、顔写真も「いま」のわたしを指し示す画像にはならない。わたしの顔は日々すこしずつ変わっていく(ときには大きく変わることもある)。アイコン画像とじぶんが十分に一致しているわけではない。それならば、絵にしてしまえばどうだろうか。絵であれば完全に一致することがないが、一致していない分、ズレも気にならないのではないだろうか。
そんなわけで、ChatGPTを使ってアイコン用のイラストを描いてもらった。わたしは絵はまったく描けないけれど、DALL-Eに描いてもらうことはできる。いろいろと注文を変えてみて、いちばん自分に近い気がしたのが下記の画像。
いいですね。
この画像をiPadのGoodnotesに読み込んで、上からペンツールでトレースしてつくったのが、いちばん上に掲載した最終的な画像。髪型や眉毛や唇のあたりをすこし変えている。実際の顔はもっと年齢を重ねているけど、まあこんなものでしょう。
絵を描くのが極端に苦手で、避け続けてきた。今回、トレースではあれ、自分で描くという作業がとても楽しかった。なるほど、みんな絵を描くわけだ、と思った。楽しいんだな。
髪の部分だけ色を変えたものもつくったけど、ちょっとアイコン画像にするには合わなかったのでここに掲載しておきましょう。