新NISAが始まった。5年間で1800万円の投資が可能であり、枠内の投資は非課税になる。老後2000万円問題が過去に話題になったが、それに近い枠が設定されているということで、投資で将来の資産形成をしてくださいというメッセージとも受け取れる。
新NISAに変わる前のNISAも投資していた。こちらは120万円を5年間投資できる方を選んだ。結果として5年分の満額投資はできなかった。NISAへの投資を始めたころは入金力も少なく、これまで投資した株式や投資信託の評価損益も少なかった。基本は、稼ぎを可能な範囲で投資し、バイアンドホールドを選び続けた。
その結果、それらの投資に対する含み益が出ている。これらを長く保有し続けて適切なタイミングで売り、手持ちの現金と合わせることで、なんとか新NISAの枠を5年で埋めていきたい。
新NISAを買い付ける証券会社を変えることにした
A社:2023年まで活用していた証券会社
B社:2024年から活用する証券会社
C社:検討後、活用に至らなかった証券会社
新NISAは現時点ではまだ購入できていない。NISAで使っていた証券会社で購入を継続するのを辞め、新たな証券会社で新NISAを購入することにしたからだ。そのための手続きを済ませ、今は、新会社で新NISAを買えるようになるのを待っている状態だ。
これまでNISAで使っていた証券会社をA社としよう。このA社は、特に大きな理由なく選んでしまった。その証券会社の名前は知っていて、なんだかよさそうと思った。他の証券会社のことはほぼ知らず、投資初心者で投資のことが全然分からなかった。どの証券会社がいいかを深く調べたり比較検討したりすることなく、そこでNISAを開設した。
しかし、サービスが使いにくく、毎回株式の買付の際にスムーズな利用ができなかった。ネット証券では、顧客視点のユーザーインタフェースやユーザーエクスペリエンスが大事と知る。
そこから数年が経った。別の証券会社の口座を開設して、数年投資を続けている。この証券会社をB社としよう。こちらのサービスは使い勝手で迷うことは少ない。ユーザーインタフェースやユーザーエクスペリエンスに100%満足しているというわけではないが、この証券会社に今後の株式投資の窓口を一本化して、運用負荷を減らしたいと思っている。
別の証券会社C社も検討した。新規キャンペーンを強く打ち出しており、提携クレジットカードによる積立投資でポイ活がはかどるのはこの会社だった。しかし、今回はC社は選ばなかった。
ポイ活の効率は1番優れているが、ポイ活の条件やポイント付与率などは常に変わっていく。100点を目指すならC社で間違いないが、カードや証券会社が増え、運用コストが上がるのがデメリットだ。投資にはできるだけ時間をかけたくない。精神的に嫌で避けたいと直感が働いたので、B社にした。
資産運用は100点を目指さない、90点でOK
資産運用は90点でOK、100点満点を無理に狙いに行かなくてもいい。自分自身の方針はこうだ。
NISAを購入し始めた時と今では、投資銘柄が変わっている。その時は100点の銘柄だと思っていたが、市況が変わると、別の候補が出てくる。積立に対するポイント付与も同じだ。状況は常に変化する。100点を目指すと、常に新しいサービスへの切り替えを視野に入れないといけなくなる。そんなことに人生の時間を使っている暇はない。
投資の銘柄も運用もポイ活も100点を目指さず、90点でOKというスタンスを大事にしたい。そういえば、インデックス投資そのものも、投資で90点ぐらいを取りに行く手段であると解釈している。90点でまったく問題ない。
考えたことの軌跡を残しておくことで、来年以降にもし運用で迷いが生じた場合は、ここで記載した思考のプロセスに立ち戻りたい。