しずかなインターネットに記録をする期間が1ヶ月ほど空いてしまった。サービスの開始から活用し、50記事ほどを投稿したところで、書きたいことがなくなってしまった。こんな時は無理に書こうとせずに、再び書きたい気持ちになるまで待ってみる。平日毎日投稿することが理想ではあるが、いったん理想を下げる選択をした。
ここ1ヶ月ほどは、会社の仕事や社内大学の課題に集中していた。どちらも経営の観点を踏まえながら、全社視点で取り組む必要があるものばかり。これまでは部門最適の仕事が多かったが、視座を1つ上げて、本部間や経営を見据えることが求められている。これがまた難しい。
大量のインプットとアウトプットが必要であること、双方において「足りなさ」を感じていること。今までの仕事や考え方の延長上では対応できず、小手先の対応策では通用しない。まだ自分の中でも「成長している」という実感は少なく、インプットとアウトプットはもっと必要というシグナルと受け取っている。
いわば、アンラーニングである。これまで10年以上取り組んできた業務を離れ、畑違いの仕事を始めて2年ほど。施策ではなく、戦略の立案と実行、マネジメントが仕事のメインになってきた。率直にいうと分からないことだらけである。
2024年は学び直しの1年と位置付けた。最悪、給料が上がらないことも覚悟の上で、積極的に今まで学んでこなかった分野の仕事に取り組む。学びと実践を行き来しながら、今年1年で「成長した」と言えるようになりたい。年初からもう3ヶ月が経つ。まだその兆しは見えない。半年後の6月が終わる時期に、「少しは成長したかな」と言えるようになりたい。
成長とは何か。理想と現実のギャップを埋めることであり、理想がより大きなものに変化していくことだととらえている。大きな理想を描けるようになれば、その分成長していると自己認識できる。1月は大きな理想を描くことに苦戦していた。今もなお苦戦状態は続くが、1月に比べると少しだけ、理想が描けるようになった。
あれ、少しは成長しているのかもしれない。こうやって文字にすることで、客観的に自分の状況を俯瞰できる。停滞を感じたときこそ、考えを言葉にして客観的に振り返る行動につなげなければ、と今思った。
人的資本の価値に対するピークは、一般的には40代半ばぐらいに到達すると言われている。若手の方と仕事をすると、素直にすごいなと感じてしまうことが何度もある。自分と仕事をしている若手の方にも、そう思ってもらえるといい。そのためにも、今のアンラーニング期間をものにしたい。少しばかりの停滞をあまり気にしすぎなくてもいい。停滞している時の方が、グッと力を貯められる。そんな時期を経てこそ、大きな成長につながると信じて。