趣味と仕事とこだわり

fid
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"1ピクセル下にずれたラベルが気に入らない"

「こだわらなくてもいい細部についついこだわってしまう」という絵描きの友人の話を聞いて、フロントエンドのコードを書いているときの自分も同じことを感じたのを思い出した。

こだわらなくてもいい細部にこだわりたくなるのは、その人にとってその作業が好きでカロリーが少ないからだ。だから長時間同じことを行うことができるし、全体的な見栄えもよくなる。これ以上の趣味はないといえるだろう。

これが仕事になると時間的な制約が加わってしまう。時間的な制約が加わると、趣味で行っていたように満足のいくまでこだわることができず、その人から見て中途半端なものを完成品としなければいけない。それを割り切れないと、時間があればもっとできたのにと後悔が生まれるかもしれない。

趣味の場面では無限の時間で最大クオリティの完成品を作ることができるが、仕事では有限の時間でどれだけのクオリティを出せるかが重要視されることが多い。これを割り切れないと、仕事としてやっていくのは難しいのだ。