
Google派である。
まぁPCはMacだし、別にiPhoneやらAppleやらもいいと思うんだけれど、Apple製品は良くも悪くもAppleの世界観を強制してくるのがあんま好きくなくてiPhone買ったことない。
Pixel出るまでもずっとAndroidだしPixelが出てからは3a、6aとaの血族であった。そして満を持して9aが出たので買った。3の倍数でだいたい買ってるのはだいたい使用年数的なものが関係あるのだと思う。
なんか9a、発売前予測に反して割と売れているらしく、発売と同時に買わずにゴールデンウィークあたりで設定したいから後で買おーと余裕ぶってたら普通に全部一度売り切れてた。仕方がないので入荷通知を登録してしばらく待った。
素数ゼミみたいだなと思った。セミは倍数になりづらい素数の年数で成虫になることで外敵の大量発生サイクルとカチ合うのを避けているという。本当かは知らんけど。もし9aが売れているとして、毎年ある程度許容できるスマホがちゃんと発売されているとしたら10aは買わないだろうし、11aも少し早い。次の大量購入は12aであると予想するし、まぁ自分もその辺りでまた買うのだろう。
ゴールデンウィークの半ばだっただろうか、入荷したとのお知らせが届いた。色はポーセレン一択。紫好きだからアイリスないわけじゃないんだけれど、いつも一緒にいることを考えると無難さが第一である。
ポーセレン何だと思って調べたら「陶器」だってことを今知った。へー。まぁ陶器色と言えばそうか。ポーセレン128G。256Gも出ているのだけれど、画像、動画はGooglePhotoに金払って保存しているので端末に保持しておく必要はなし、6aを使っていても128Gは埋まっていないので足りるはずである。
例えばゲームとか増やす可能性を考えてはみたが、ゲームはアークナイツ以上を増やすことがたぶん時間キャパ上できないので、たぶんこれ以上増やすことはない。アークナイツだけでさえ一つのイベントで現在いっぱいっぱいである。てかイベント一つ一つがでけえんだよアイツ。
本当は6aを下取りに出して、安く手に入れようかと思ってたけれど、なんか下取り価格が売り切れ前から下がってたのと、Wi-Fiに接続してあるなら6aはそのまま家で使えそうなので下取りに出すのをやめた。ので、画面フィルムとケースを含めると8万くらいである。
この辺りで買ったんだけれど、裏話をすると僕はDの一族(docomo経済圏に住んでいるという意味)なので、1年に一回もらえるクーポンを駆使してスマホ本体以外はほとんどタダで手に入れた。ありがとう、店舗。
それで配送が遅れるとか紆余曲折はあったんだけれど、やっとこさ一昨日新しいスマホが届いたのだった。そもそもなんだけど、新スマホが9aとして旧スマホの6aは、手元に置いておくとはいったものの、機能がそろそろ限界になってきていた。
処理が若干もったりしてきたり、何やらエラーが起きることがある、みたいなのは置いといたとしても、通信が途中で切れるのは許容できなかった。YouTubeとか、ゲームのダウンロードとかWi-Fiで大規模なデータ、通信が接続され続ける状況だとWi-Fiが切れる。
ルータのせいかと思ってたけれど、他の端末だと発生しないし、何ならWi-Fi以外でも発生する。どうやら旧スマホの通信基盤にエラーが発生してしまうようだ。アークナイツのイベント用のダウンロードとか、5回くらい通信を手動で再接続しなきゃならなかったのはさすがに困っていた。
9aの箱を持つ。長細い、筆箱みたいな箱で来た。どうやって開けるか考えたけれど、裏側のシールを剥がすと内箱を横にスライドすることができて開けることができる。箱根細工みたいだった。一度開けたら不可逆なので、いいデザインだと思う。
画面に触れないように9aを箱から出す。6aよりは少し厚みがあるようだ。そのままフィルムを貼る工程に入る。この工程がいつも一番緊張するんだけど、いやマジそもそもなんだけど、フィルムを貼るべきなのとケース入れるべきな機器って何なんだろうね。まぁやるけど。
ゴリラガラスの10Hの硬度だという。なんかすげぇ工夫され尽くしている仕組みがフィルムに実装されてて、順番にシールを剥がしていくだけで、ズレなく空気なく、貼ることができた。さらになんか軍事レベルで保証がどうたらという透明なケースに入れて満足。透明だからなんか背面をカスタマイズしたほうがいいのかもしれない。
スマホの電源を入れると、近くに古いスマホがあれば無線で設定を踏襲してくれるという。僕はあまり古い情報を持っていかず、このタイミングでデータの断捨離をおこなう派なので、システム設定くらいしか移さなかったが、それだけでもマジで便利。
――だからこそだろうか。
昔はスマホを替えたら、新しいシステムに触れている感動があったものだが、いまはハードが変わっても基本的にOSは共通のバージョンが使われてるから、設定さえ終わってしまえば特に良く言えば違和感がない。
悪く言えば新鮮さがない。マジほぼすべての機能が一緒、同じアプリを入れたからできることも一緒、体感処理速度は若干やっぱ上がったかなー、Geminiと統合されてるなー、ということはありつつも、使い心地はほぼ全く一緒。何が一番変わったかって、フィルムのサラサラ感でさえある。
ただカメラ。左が6aで、右が9a。

Googleはぼかしとか消しゴムマジックとか、ハードでなくて、ソフトウェアでデータをよくしていく思想が見える。まぁこれからはさらに何とかできることが増えるだろうし、デジタル的に「いいカメラで撮ったように見える写真」も作りやすくなるのだろう。
8倍の超解像ズームがどの程度なのかは分からなかったかったが、確かに6aではできなかった。6aでは無理やりズームして確か7倍、しかも相当解像度が荒くなる。
それが9aだと8倍で超解像だという。
どんなもんかというとこんな感じ。

これはなかなか感動した。新しいスマホを買った実感があった。他にもやはりぼかしはきれいになった気がするし、人の顔の解釈が精細化した気がする。他にもまだあるのだろうと思うが、もしかしてスマホアプリはデフォルトのものを使わない方がいいのだろうか。よく分かってない。
せっかくだから使い心地を変えるためにも色々入れてなかったアプリを試してみようかと思う。何か色々おすすめ教えてください。