2024.2.11 - 2024.2.17

点滅日記
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写真が少ない、日記を書く筆が進まない、集中力が続かない。そんなことから今の自分の感じを受け取っていた1週間。大小問わず気になること、やりたいことを存分にやれば抜けられる。

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国立映画アーカイブの「和田誠 映画の仕事」を見に行く。イラストレーターとしてだけではなく映画も撮っていたことは知らなかった。映画館のポスター制作をお金にならないけど続けていたことがのちの仕事に繋がったというのは印象深かった。

立岩真也さんの「人間の条件 そんなものはない」を読む。立岩さんは昨年7月に亡くなられた。この本を自分は2016年に買っている(レシートが挟まっていた)。こんがらがったような文章だが、大事なことを書いていると感じどこかに自分に似た思考を感じて売らずに持っていた本だ。読み直してみるとやっぱりこんがらがっている。

佐々木淳さんの「ニッポンの思想」文庫版を読む。気になっていた本。1980年代から2000年代までの日本の現代思想を著者の視点で概観する内容。千葉雅也さん、國分功一郎さんの本はこれまで読んでおり、そのルーツや流れを知りたいと思っている。

1年間お手伝いしていた仕事の本番。3年間、毎年メンバーが違い、アウトプットも変わる。準備されていたメンバーはしっかりと力を発揮していて率直にすごいと感じた。このプロジェクトは自由になんでもやっていいもいいと伝えている。そんな時、多くの人は戸惑う。いざやってみるとそんなに自由でない場合も多いし、自由にやっていいという人と自由の状態がずれている場合もあるし、自由にやりたいことがそもそもない場合もあるだろう。何度やってもどうすれば自由でいられるのかはよくわからないが、間違いなく時間は必要だし、おそらく締め切りやアウトプットは必要なんだと思う。

バレンタインデーというイベントは未だ健在だ。でも、雰囲気はだいぶ変わってきている気がする。こういう世俗的なイベントには乗らないというのも一つの態度だが、乗らないことがイケてるみたいな反転も起きている気がする。そういう時、人はバレンタインを見ているようで実はちゃんと見ていないのではないか。私は身近な人に好きそうなものをあげた。

古賀及子(こがちかこ)さんのエッセイ「気づいたこと気づかないままのこと」を読む。やはり面白い。古賀さんはコロナ禍でたまたま見つけた人で、独特の文体の日記が楽しい。デイリーポータルZというメディアは、面白い人がいるなと感じる。

@flashing_diary
週間日記です。1週間の出来事をランダムに書いてます。ほぼ毎週日曜夜に更新。