2日遅れての更新。遅れたのは久々な気がする。
=====
先月の仕事の振休。パナソニックの美術館でルドン展を観にいく。ルドンは、以前興味があった気がしたが最近そうでもない。黒色から色鮮やかに作品が変わっていく様子などをみれた。日比野克彦が岐阜の美術館のプロジェクトで、ルドンが制作していた修道院の図書室で、ルドンの絵画をみながらVRで制作するという取り組みをしている。これが一番おもしろかった。
職場の研修。3箇所ある拠点をつないで、オンラインで開催。オンラインという場に対する構えがばらばらで、おもしろい。こんな人たちと働けているのは今の自分にとっては有難い。
湯本 香樹実さんの「夏の庭―The Friends」を読んでいる。児童文学でも有名らしい。小学校6年生の男子、3人が主人公。死んだ人をみたい、という理由で、近所に暮らす老人(男性)の観察を始めるという物語。
医学書院で「ケアをひらくシリーズ」を編集していた白石さんの(たぶんはじめての)著書「ケアと編集」。去年初めてお目にかかれて色々喋れて楽しかったが、こうして本になると本人と会話しているようで助かる。
facebookはいつからか、投稿にURLを貼り付けると極端に他の人のタイムラインに出にくい仕様にかわった。商売的に活用されるのを嫌がったか、facebookというプラットフォームに少しでも留まってもらうためか、理由はわからないけど、なんか嫌な仕様だなと思う。どう考えたって、投稿にリンクが貼れた方がわかりやすいからだ。
飛ぶ教室の最新号は「日記」がテーマ。絵日記や日記をテーマにした短編、エッセイなど。下北沢の日記屋もやっぱり取材されていた。眠れなくなった中学生の主人公がフードコートで日記を書く(正確にはジャーナリング)話が一番印象に残った。日記というのはその人なりのつぶささがよいわけで、それが表現されていたからかな、と思う。
京都で開催されているまるねこ堂芸術祭へ。到着したときは、公開収録中だった。座ると近くにいた人(出展者の人だった)が座布団を譲ってくれた。小さい人が歩き回っている。2階の部屋は印象的で、こんなところで寝てみたいなと思ったりした。公開収録後は、改めて本館と別館の作品をみてまわった。ラジオは聞いていたが、制作の様子を直接みていたわけでもなく、また制作というのはやりながら突然飛躍したりもするものだろうから、どの作品もお、そうきたか、という驚きがあった。自分自身のことについては今ひとつ時間の積み重ねというものを感じにくいのだけど、人の作品(表現)というものにはそういうことをわかりやすく伝えてくれる感じがする。あとは、なんだろうか、変な意味ではないのだけど、笑えるというか、楽しい気持ちになる感じが全体的にした。
帰り際に、二条駅近くのアートスペースの京都場へ。画家の中津川さんが出展するとfacebookで書いていたので、行ってみた。前から知ってはいたがそこまで惹かれていなかったけど、今回「舟」がテーマで、面白そうだなと感じたからだ。いく前に近所の銭湯へ。日曜だけ朝からやっている。天井の窓から光が入り、小さいけど雰囲気がよかった。近くのカフェへいくと、お店の中は海外からの観光客だけで、お店の雰囲気もあいまって、海外の山小屋にきたような気分になった。そんなことをしてから京都場へ。出迎えてくれたのはたぶんキュレーターの人で、やたら世話してくれる(カバンはここにおいてくださいね、とか)作品もどれもよかった。



