昨年の生活のたのしみ展でしゃべったおばさま、元気かな〜。レジ待ちの行列で出会って、「孫が家に来るから」ってお菓子をたくさん買ってた。今年もお孫さんは来るのかな。元気だといいな。
今年は生活のたのしみ展は開催されず、来年1月に開催予定らしい。
あの頃の私は仕事を辞めて職業訓練校に通っていた。自分の選択に自信が持てず不安で、でもそれを正解にしていくのは自分しかいない。ふわふわした足元を踏みしめて、地面を確かめながら歩く日々。「これでいいんだ」と「本当に大丈夫?」を抱えつつ学校に通っていた。
行列でおばさまに訓練校のことをぼかして「勉強中で、学生なんです」と伝えると、「いつかテレビに出てね」とおっしゃった。
(そんなすごい勉強してないけどなあ。テレビに出るような人生になるかな……)と思いながら、今出会ったばかりの私に応援の言葉をくれたことがありがたくて涙が出そうだった。
生活のたのしみ展での出会いは、地面ばかり確かめている私の頭上にも日が差していると気づかせてくれた。