ワンポイント録音のマイスターがとらえたクリーンな音場
このアルバムをリリースしたMeister Musicは、ワンポイント録音にこだわる日本のレーベル。Deutsche Grammophonなどの大手レーベルは、音をいじりすぎて音場が不自然になっているし、マイクの数が多すぎる。ステレオ録音はマイク2本だけで録れるのよ、という実例がこのアルバム。見通しのいいクリーンな音場と、たっぷりした残響を体験してほしい。
技術面に関心がある人には、同レーベルWebサイトの技術解説(https://meister-music.com/tech.html)がおもしろいと思う。
残念ながら、このアルバムはSpotifyにはないので、Apple Music Classicalのリンクを載せておく。
https://classical.music.apple.com/jp/album/966539671?l=ja-JP
Apple AirPodsなどでは、空間オーディオに対応していない音源でも疑似的に空間オーディオ化して聴けるけど、ワンポイント録音の音源は疑似空間オーディオで聴くと音場が狭くなって、おかしな音になってしまうので、「ステレオを空間化」をオフにして聴くことをおすすめする。
e-onkyoでも少しだけ試聴できる。