18世紀のベネチアに咲いた可憐な花
ガルッピは、あまり有名でないどころか、ほとんど忘れ去られている作曲家だが、主にオペラを書いていたらしい。年代的にはバッハとモーツァルトの間に位置する。
この作品は「チェンバロの慰め」という邦題をよく見かけるけど、passatempoは英語に直訳するとpastimeだから、「チェンバロの愉しみ」とか「チェンバロのなぐさみ」あたりの訳のほうがいいのではないか(「なぐさめ」と「なぐさみ」は意味が違う)。
「18世紀のベネチアに咲いた可憐な花」とでも呼びたくなる佳作。
https://open.spotify.com/intl-ja/album/50QeTtMHoqBbIZo6O8aKL9?si=CV8cPyO5SOaLuFzWMgnuRw