「共有します」という日本語に違和感あり

ぎんのふえ
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最近、日本語の「共有」という言葉の使い方に違和感を覚えることが多い。具体的に言うと「情報を共有します」みたいな使い方。英語のshareを直訳したのかなと思うけど、shareには「分かち合う」とか「伝える」という意味もある。一方、日本語の「共有」は「共同所有」という意味だから、たとえば「料理をシェアしましょう」とは言うけど「料理を共有しましょう」とは言わないと思う。

「情報を共有します」ではなく、「お耳に入れておきます」とか、単に「お知らせします」と言えばいいのでは? むしろ「情報をシェアします」のほうがよっぽどマシなのに、なぜ「情報を共有します」なんていう機械翻訳みたいな表現を使いたがるのか、私にはわからない。

追記

「情報を共有しています」なら特におかしくない。これは「共有する」(=行為)と「共有している」(=状態)の違いかな? 「現在所有している」はおかしくないけど、「これから所有する」は日本語としてやや違和感がある。「これから所有する」は、日本語では「獲得する」とか「入手する」って言うんじゃないかな。

さらに追記

気になったので、機械翻訳がshareをどう訳すか試してみた。

I’d like to share the latest news with you.をGoogle翻訳にかけた結果:最新のニュースを皆さんと共有したいと思います。

I’d like to share the latest news with you.をDeepL翻訳にかけた結果:最新のニュースをお伝えしたい。

あらら、Google翻訳とDeepL翻訳で対照的な結果になった。

もちろん、言葉の感覚には個人差があるので、「情報を共有します」は全然おかしくないと思う人もいるだろうし、それで構わない。

@fluteenargent
ふだんはFedibirdにいます。こちらは長文用。