まとめ その38 (#361~#371)

pixiv Sketch(ピクスケ)に「pixiv今日のお題」という日替わりのお絵描き課題があって、これを以下のマイルールで描き続けています。
Sketchドローでスマホに指で描く
版権縛り。被らないネタで大喜利。テキストで補足しない
出題日内に描く。目標1時間前後
ピクスケの投稿では何を描いたかを明記していないのでここで「こたえ」を公開していきます。気になった人はチェックしてね!
7月8日のお題「暑い」
#361:アムロ・レイ (機動戦士ガンダムII 哀・戦士篇/1981/映画)

まずはうまいみずをくれ
日付:2024年7月8日 [x] 制作時間:63分 (16)
荒野を走る死神の列
増えてしまったお題。昨年のお題は「キャンプ」だった。その前は「おへそ」。
「斧」でポケ戦を描いたときに「最後のモビルスーツ」って書いたけど、いきなり増えるもんだから「最後のモビルスーツ」は今回のお題になった。でもブレードアンテナしか描いてないので、描いたといっていいのかどうか。せっかく待望のRX-78-2なのにねえ。これだけならもう全然手癖で描ける。
アムロにありがちな影の中に目だけ見える表現が描けたのはよかった。
ネタ的にもっと「暑い」のは宇宙戦艦ヤマト 第12話「絶体絶命!オリオンの願い星・地獄星」である。活路を開くために波動砲でアルファ星のコロナを撃つ話で、沖田艦長の有名な「復唱はどうした!」が聞ける回である。(このセリフは「2199」では七色星団決戦の回に移動している)
この回のよくない動画をYouTubeでみたりするとCOVID-19情報が表示されるのが草。今はコロナじゃなくてプロミネンスというのが正しい。
7月12日のお題「めんだこ」
#362:カネゴン (ウルトラQ/1966/TVドラマ)

日付:2024年7月12日 [x] 制作時間:28分 (14)
穴があったら入りたい
本気で気になったので、いつからこのお題があるのか調べたら、2022年から「めんだこ」が登場しているのだった。2021年は「ガッツポーズ」
カネゴン改・「めんだこ」ヘッドバージョン。
特筆事項なし。ただのお題消化案件。次だ次。
7月21日のお題「目をそらす」
#363:青木勝 (はじめの一歩/1989/漫画)

つられてはいけない
日付:2024年7月21日 [x] 制作時間:33分 (11)
カエルパンチ
定年の年齢が引き上げられてしまったような感覚。最後のお題まで、あとちょうど20日残っているのだが、新題がどのくらい出てくるだろうか?
「はじめの一歩」はもう描く機会ないかなあ~と思っていたところへのこのお題である。でも描いたのは一歩でも鷹村でも板垣クンでもましてや久美ちゃんでもなく、青木の「よそ見」である。「目をそらす」必然性と言えばこれくらいだろう。他だと逆に目を合わせるとやられてしまうシチュエーションのお話。なんかあったような気はするが特定できなかった。ジョジョ3部のハングドマンのスタンドは光の中を移動するので、見ちゃいけないんじゃなかったっけ?あとは目を合わせると石化してしまうとか魅了されるとか、そういうの。
パンチパーマをどう描くか?をちょっと考えてしまった回。
7月28日のお題「踊る」
#364:ドンパンズ (リズム天国/2006/ゲームボーイアドバンス)

ほら!まつりだわっしょい!
日付:2024年7月28日 [x] 制作時間:57分 (20)
これぞメイドインジャパン
この7月はすごい。もうこれで5題目の変更である(「泣き顔」→「泣く」を除いても4題)。「踊る」キャラは色々描きましたけどね。おジャ魔女とかジンギスカンとかキツネダンスとか。でもまあお盆にはまだひと月はやいですが、この時期の踊りといえばやっぱり「ザ★ぼんおどり」でしょうか。いつもリズム天国の「カラテ家」描いてる人がいるからひょっとしたら被るかもしれない。めっちゃ甘ずっぱいいっちごミルク~♪
メガネキャラ以外の3人は線画をコピーで増やして手直しする、いつぞや使った手法である。制作時間は60分以内で、狙った通りの絵がうまくまとめられたのではないだろうか。
お題に対しては「ザ★ぼんおどり」なんですが、リズム天国といえば「うさぎとび」か「3rdリミックス」は見て欲しいんだな。ドンパンズのこのメガネキャラは時東ぁみイメージですからね。
「逆の意味で好き」って何よ?ちょー意味わかんない!
やっぱりリズム天国といえば「恋のハニースイ〜トエンジェル」ですわ。リズム天国ゴールドの「ドキッ! こういうのが恋なの?」もいいんですけどね。かもね?か~もね!
さすがにもう7月中のお題変更はない(本日時点で確定)。8/1~8/15までがどうなるか見てみよう。
8月1日のお題「汗」
#365:赤血球 (はたらく細胞/2019/TVアニメ)

日付:2024年8月1日 [x] 制作時間:69分 (16)
汗は君のために流れる。
そして8月初日からあっさりお題が増える事実。昨年までのお題は「朝顔」。連日の酷暑じゃ「朝顔」も枯れるってか?
ここで、過去1年間のお題変更回数を調べてみた。一か月あたりである。最多は2023年の10月・11月の7回なのだが、両月とも移動したお題が含まれるので実質2回と4回。移動したお題を抜きで考えると2023年1月・12月が5回で最多。最少は2024年4月の1回。なので8/15までにまだお題が変わってもおかしくはない。未踏の8/15~20の期間内に変わる可能性もあるが、この期間は8/16を除いて増えた扱いにはならない。ちなみに本日時点で8/4のお題が「ワキ」に確定したが、昨年は「腋」。こういう表記だけが変わったものは変更にはカウントしない。
さて「汗」であるが、「この味は!………ウソをついてる『味』だぜ……」は「おかっぱ」で描いたので描けないし、なんのひねりもない。絶対かぶる。
「汗」は英語でスエット(sweat)、じゃあポカリじゃね?ということで探してみると「ポカリスエット✕はたらく細胞」というコラボが見つかる。というわけで赤血球である。背景の雲はポカリスエットのイメージデザイン。
問題は「汗」の表現で、よくある「しずく型」の漫符は使いたくなかった。どうするかな~と、ポカリスエットのCM動画を色々見てて見つけたのがこれ。
この魚眼で真下からのアオリで「汗」が一滴落ちてくる、という絵を描きたいと思ったので挑戦してみたのが今回の絵。
漫符を使わずに「汗」を表現するために特に首筋にテカリを入れた。あと顔を紅潮させるのと若干の「濡れ髪」表現。コラボ動画内ではジャケットを脱いで腰に巻いているシーンがあるのでそれに倣う。一番難しかったのは落ちてくる「汗」。ただの円なんだけどこれだけで10分くらい試行錯誤してたと思う。
ここまでアオリにしてしまうと、元のアニメ絵からはだいぶんかけ離れてしまったのが残念ポイント。
熱中症にはご注意を。
8月15日のお題「寝顔」
#366:おろち (おろち/1969/漫画)

ああ ねむいっ!!
日付:2024年8月15日 [x] 制作時間:63分 (17)
ねむってしまう!
善逸でしょうね、今日は。
さて、8/16「弓」がなくなったことで、今日から残りのお題6連チャンの開幕である。2週間ほどお休みをいただいた結果はいかに?
善逸はそっと横に置いておいて、寝る必然性があるキャラと言えば?何か特殊な能力を睡眠で維持しているシチュエーション。強殖装甲ガイバーのアルカンフェルとかそうなんだけど、ガイバーが描けるわけじゃなのでパス。他にはドラえもんの砂男式さいみん機とかね。最初に思い浮かんだのは「おろち」。コメントにある「ああ ねむいっ!! ねむってしまう!」のシーンである。おろちはその能力を維持するために100年に一度長い「ねむり」に陥るのだ。
「おろち」は親戚の家でいとこの本棚に全巻ならんでいて、子供のころにむっちゃ読んで怖くて眠れなくなった思い出がある。「おろち」以外だと「洗礼」「恐怖新聞」…怖いのばっかり。怖くないのは「ワイルド7」くらいだった。
楳図かずお先生の描く女の子はすごくかわいい。この美しい顔がおぞましい形相に変容するから恐怖感が増すのである。
おろちに関して言えば髪の毛の細かい線をどう描くかが課題だった。ウイングマンの後期あおいさんも近い表現で、実は苦手。髪の毛の流れをそれっぽくしたうえで、絡まないように線を引かないといけない。まあなんとか誤魔化した。
塗りはこれまで色々やってきた。アニメ塗り、水彩塗り、少女漫画風などなど。でも自分はやっぱりパートカラー風の塗り方が好きだと思った。理由は線画勝負で漫画の作画に近いから。当然塗りにも技術はあるのだが、適当な線画をツールの「機能」でいい感じにしてしまおうという発想が好きでない。それは「オレが一番うまく○○を使えるんだ」コンテストであってお絵描きじゃないと思う。Sketchドローには大した機能がないので「塗り」とはいっても「色で描いている感」があってまだマシではある。
とか何とか言っておきながら、この程度の内容で60分超なのは、「寝顔」が見えつつ右手の「指差し」が見える構図に悩んだ結果である。なんなら右手首の「包帯」も入れたかった。すごいなおろち。描くだけで3題達成である。
8月16日のお題「地元」
#367:小向リコ(与田祐希) (量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-/2024/TVドラマ)

ただいま おかえり
日付:2024年8月16日 [2] 制作時間:111分 (9)
ギブバース!
量産型リコは第1シリーズから見ている。「女の子がプラモを組み立てる話」がドラマになるというのに興味をそそられ見ていると、なんと第3シリーズまで制作されるという人気のすごさに驚かされるまでになる。登場人物の名前、キャストは同じで、シリーズが変わると全然別の設定、話になる、という手法は面白い。
「地元」のお題の答えに選んだ理由は、第3シリーズが『実家に戻ったリコが「地元」で夏休みを過ごす』ドラマだから。まだ絶賛放映中である。現時点で第8話。やっさんのセリフがよかった。「スキと子供は命を懸けて守れ」
やっぱり、作品さえ分かってしまえば説明がなくても『あ!「地元」』ってならないといけないと思う。作品がわかるかどうかは実力勝負。だから同じ量産型リコでも第1・2シリーズではダメなのだ。
与田さんは実は一度描いてみたことがあるけど全然似せれなかった。果たして今回はどうだろうか?
もうひとつはお題フレームをプラモのランナーにしてしまうというところ。Sketchドローでお題フレームを加工するめんどくささを知っている人なら今回の制作時間は納得できると思う。余裕があればもうちょっと枝を生やしたかった。各シリーズのOPには巨大なランナーが出てくるが、シリーズごとにイメージカラーが違う。初代から順に、青、緑、オレンジである。
第3シリーズには「最後の~」という副題がついているのだが、本当に最後なのかどうか。気になるところである。そんな、あっつい夏!
8月17日のお題「黒猫」
#368:ジジ、キキ (魔女の宅急便/1989/映画)

おちこんだりもしたけれど、
日付:2024年8月17日 [3] 制作時間:116分 (15)
私はげんきです。
もうこれしかないだろう。覚悟は決めた。
実質セーラームーンのルナか魔女宅のジジの2択である。ルナは「お月見」で描いてしまったのでやっぱりコレしかない。ヤマト運輸もあるけど、描いて楽しい方をとるとジジにならざるを得ない。
もはや描き逃げ。怖い人に何か言われないことを祈る。リアタイ世代の人は知っているとおもうけど、公開当時ヤマト運輸(クロネコヤマト)とタイアップしてたのよね。
まあこんな状況なので絶対かぶる。ひねりもなく、かぶり上等で挑む場合にしなければいけないのは「挑戦」。なにか課題はないだろうか?ありますよ。とっておきのが。
それは…背景!
これを!Sketchドローで!指描きしろというのか!スマホで!
…いいだろう。今までに風景画風の手抜き背景を描いてきた集大成を見せてやる!(ヤケクソ)
ジブリ(というか宮崎駿監督アニメ)の飛行シーンは超有名なので描くならばこれなんだけど、全お題通して見下ろしの飛行シーンを描くのは初である。ニルスのときはあっさり逃げた。そういうわけで今回の課題は「背景を描いて高さを出す」である。
「pixiv今日のお題」は縦画面なので高さを出すのには向いている。これを踏まえて考えたのは以下の作戦。
できるだけ高い位置、お題欄のない右上隅にジジとキキを配置する。ジジは主題なので中央に来るように。必然的にこのサイズ、この絵になった。
飛行感。髪のなびきとリボンの形。原作は風の表現がものすごい。スカートのなびきはちょっと失敗した気がする。カバンで押さえているから概ね許容範囲か。
上空部分の色はお題フレームと同色にして、フレーム上部を空の一部として高さをかせぐ。
高さを出すには比較対象物が必要なので下部は一面の海ではなくて陸地を描く必要がある。
プロの美術さんが時間をかけて描いているものを、たかだか1時間程度でスマホ指描きしようというのだから、目一杯省略するしかない。
お題絵は、毎回描いたあとで、うまく描けなかったという後悔と、世間の冷たい反応でおちこんだりするわけです。でもいつものことなので、私はげんきです。
ああ。「こっそりラット」は「踊る」のお題でリズム天国描いちゃったのでダメっす。うーん、キャラかぶりじゃないからこれでもよかったかも?ビミョー
8月18日のお題「わたあめ」
#369:キュアワタアメ、キュアオシリィ (クレヨンしんちゃん/1992/TVアニメ)

日付:2024年8月18日 [4] 制作時間:52分 (9)
オラ、プリキュアだゾ
まさかのクレしんである。次点はワンピースのチョッパー。
元ネタはコレ。クレしんもわんだふるぷりきゅあ!もミリしらではないが、むちゃくちゃ詳しいわけでもないので…な感じである。絵の元ネタはこれ。
100分超えが2日連続したのでここで一気に力を抜いておく。
人間には休息が必要だ。
8月19日のお題「ハサミ」
#370:エドワード・シザーハンズ(ジョニー・デップ)、キム(ウィノナ・ライダー) (シザーハンズ/1990/映画)

日付:2024年8月19日 [5] 制作時間:62分 (21)
ハリネズミのジレンマ
魔女宅よりかぶらないかと思ったらあっさりかぶった。かぶるかぶる。まあ、ある程度の年代以上だと思いついて当然である。今回も代替ネタがなかったので魔女宅同様かぶり上等での挑戦である。もうバルタン星人はいいでしょう。
シザーハンズといえばハリネズミのジレンマ的な悲哀を描きたかった。手が「ハサミ」なので抱きしめられない、というアレである。ところが、この映画のキービジュアルはもともとこのシーンを想起させる映像になっている。既視感ありまくり。最初は正面からの絵にアレンジして描こうとしていたのだが、すでにシザーハンズを描いている人が正面の立ち絵を描いているので二番煎じ感。バックハグネタもオリジナルにある。もう仕方ないのであきらめてオーソドックスに横からにした。すれ違い感を出すならこれしかない。あとはがんばって自分風にするのみである。
雰囲気だけ確認してあとは自力。あんまり似せようとしなかった。集大成的に線画メインのパートカラー風塗り。
裏板をずらして影のようにしてみたけど、ちょっと理髪店的なカラーリング。「ハサミ」だけに(笑)以前のように消しゴムで削って裏板を作っていたらもっと時間がかかっていたし、シルエットがキレイじゃなかったはずである。「赤リップ」の峰不二子のときはそうだった。
一年間色々全力でやってみて、取捨選択を経て、自分がもっとも描きやすいところに収束する過程は武術的で面白い。まあどんな技術でもそうだとは思うけど、私が描いたらこうなるよね!感は出たんじゃなかろうか。自分で見てもそう思う。ほぼぴったり1時間で描けたしね。
8月20日のお題「ホラー」
#371:リック、ジェニファー (スプラッターハウス/1988/アーケードゲーム)

Thank you. Good-bye.
日付:2024年8月20日 [6] 制作時間:47分 (16)
ありがとう。さようなら。
もうずっと前から分かっていたんだけど、最後のお題が「ホラー」ってどうよ?なんかしまらないなあと思っていたんだけど、ジェニファーの最後のセリフに意味があった。
個人的にはホラー映画は苦手である。特にスプラッター。なので、当時ブームだったとはいえ、なんという企画のゲームを作るんだと思っていた。
このゲーム、ベルトフロアアクションでステージの最後にはボス戦がある構成だが、このボス戦の初見殺しの仕掛けはすごいなーと当時から思っていた。例えば、STAGE Iのボス戦はボディイーターという気持ち悪い生物が次々に襲い掛かってくるのだが、一定数倒すと収束して、BGMもフェードアウトし、やったークリア!と思ってレバーとボタンから手を放して気を抜いたところへ、ただの背景と思われた吊り下げられた死体(?)から最後の一匹が飛び掛かってくる!といった具合。(2:08~)
残機・ライフ制のアーケードゲームなので、ライフ1でこれにひっかかったら1機失うわけですよ。ビックリするし、あっけにとられる。STAGE IIのポルターガイストなんか初見で避けれるか!(4:44~)
そしてクライマックスは、STAGE Vでやっと恋人ジェニファーのもとにたどり着いたと思ったら…まさかのどんでん返しである。悲しすぎる。(14:09~)
絵的には、集大成的なことは昨日やってしまったので特にない。あえていうとゲーム画面っぽさが出るかどうか。昔のゲームなので仕方ないんだけど、パターンの少なさと低解像度からくる、チグハグ感とぼやっとした感じ。でもやっぱり暗さに思い切りがないよね。あんまり「ホラー」感は出なかったです。
さあ、お題絵はこれで最後。今一度、ありがとう。さようなら。
総括 (371/365+α 6日連続・最高228日)
+αの部分は2024年閏日2/29「はにかむ」と7/8「暑い」、7/21「目をそらす」、7/28「踊る」、8/1「汗」、8/16「地元」で+6となり、今回のまとめだけで10枚、最終的なお題総数は371となりました。よくこんなに描いたもんだ!
ほんとうに描く直前で変えたネタ一覧。結構あるね。
10/18「ミニスカート」 ミニスカポリス → トリプルドム (描いている途中)
2/13「妖怪」 妖怪ウォッチ/鬼太郎 → 黒髪ミル
2/23「肉球」 ポコニャン → ルーミ
4/12「白猫」 アルテミス(+セーラービーナス) → 井上トロ
4/17「先生」 地獄先生ぬ~べ~ → 坂本金八
5/19「ハイソックス」 アタッカーYOU! → スクール☆ウォーズ
5/21「手を振る」サーシャ → ヒカリ超一郎
5/28「指差し」がきデカ → おジャ魔女
5/31「キャンディ」ヨハン → メルモ
6/10「筋肉」キン肉マン → 甘露寺蜜璃
6/12「恋人」スティーリー・ダン → 古代進、森雪
こんなところでしょうか。私のお題絵発想法は基本的に「ダジャレ」もしくは「ボケ」です。見た人に「あ!そうか~」もしくは「なんでやねん」って言って(思って)欲しいだけで、絵の上手い下手はどうでもいいんです。
これでうまく決まらない場合は、お題のモノが印象的に登場する作品、もしくはお題が作品のタイトルやキャラ名に含まれているもの、から選んでいました。原則よく知っている作品が優先で、ミリしら作品は最終手段でした。必然性ありきなので全然関係ない作品のキャラに無理くりそういう恰好をさせるとか、そういうことはしませんでした。(「めんだこ」を除く)
おしまいに
1年は長いようで、短いようで。
この1年間はほんとに紆余曲折で、取り組み開始早々の2023年8月には新型コロナウイルス感染症を発症してダウンしてしまいました。この影響かどうかはわからないですが、そのあと9月ごろには、もう、まんまと、SNSの闇に落ちてしまい、なんでこんなにリアクション薄いんだろう、なんで誰もコメントしてくれないんだろうというネガティブな感情に囚われていました。誰もが通る道ですよね。
なんとか闇を振り払って、指描き技術向上に集中していたのが2023年11月くらいでした。最初はもっとお気楽に間抜けな落書きをポイポイ描くつもりだったのが、いつの間にかスマホ指描きを極める修羅の道に変わってしまっていました。一度レベルを上げると下げられなくなるものです。思えばもう限界だったんでしょう。ついには2023年末にインフルエンザで倒れてしまいました。違う環境で描いている上手い人やそもそもコンセプトが違う人と張り合っても、何の意味もないことに気づきました。
明けて2024年。色々とふっ切れて、ほどほどに自分の好きなように描くようになります。周りを気にしても仕方ないし、周りのために描くわけじゃないのです。とにかく頑張らない、無理をしない。年始の3ヶ月を卒なくこなして、2024年4月くらいに原点回帰を目指し始めます。初期のお題絵がとっても楽しそうに見えたからです。もうこの段にはスマホ指描きで充分に絵は描けるようになった、であればいかに効率化するか?そういうことに注力し始めます。そして描きたかったものを描く。周りを気にしないと決めたなら、そうすべきだと思いました。
そうやってなんとか自分を取り戻して、今ここに至ります。
さんざん言ってきましたが「スマホ指描きができるようになること」が、ずーっと最優先目標でした。この目標は見事達成できたと自分では思っています。それ以外ではウン十年間お絵描きをしてこなかったブランクに対するリハビリでした。そう、習慣を取り戻すために半ば強制的にやっていたわけです。2023年までは本当にほぼ何も描いていなかったので荒療治と言っていいでしょう。Sketchドロー・スマホ指描きでできることはたいがいやり尽くしたと思います。
技術面とは別に、お題絵のテーマは各まとめ記事の最初にあるマイルールのとおりにやってきました。面白いことを思いついても、難しそうだし、失敗しそうだし、というのは描かない理由にはしませんでした。「いつも同じような絵だなあ~、ひょっとしてコピペ?」ということにならないように、限られた時間の中で毎回課題を設定して描くようにしていました。
描いたものをピクスケに投稿・公開する意義としては、誰かが一人でもお題絵を見てクスっとしていればそれでよかったのです。何せ練習過程を公開しているわけで、成果や作品と言える代物ではないんです。絵の評価も元ネタへの共感も特に求めてはいませんでした。もちろんあったらうれしいですけどね。あとはスマホで使えるお絵描きツールがこれしかなかったというところに尽きます。ピクスケで始めたからお題絵を描くことになった、とも言えますね。
「お題絵を1年分全部描く」というのは、ただの目標で、自己満足に過ぎません。こんな事はもう何年も、何周もしている人もいるので全然大したことではないのです。いつ始めても、いつ止めても何ら問題はありません。
でも、人間は年をとります。どんなにくだらない目標でも、やれるときにやっておかなければなりません。来年には、来月には、来週には、そして明日には、もうできなくなっているかもしれない。私には「やれるとき」が「今」だったのです。
…なんかシリアスですか?別に何も問題を抱えていたりしませんよ。全部やりきった!今の気分はスッキリ爽快です。
さて、これで1年間の全力空回りはおしまいです。381枚の絵をピクスケの壁にぶん投げ続けて、私は何者かになれたでしょうか?
いつかどこかで、その『こたえ』がみつかるかもしれませんね。
こんなどうでもいい、長ったらしい独白を、最後まで読んでいただいてありがとうございました。もし何かあなたの心にささったものがあったなら、とてもうれしいです。

次は何をしようかな?
追伸:
私が最後までやり遂げられたのは、ピクスケでできた友達のおかげです。ここにある、すべてのお題絵とまとめはその友人のためにあるものです。
意図の見えづらいリアクションよりも、私が欲しかったのは、「あなたの絵が好きです」というひとことだったのです。
心から、ありがとう